この記事では、離乳食から3回食へのタイミングと目安、タイムスケジュールや授乳量について紹介します。
- 離乳食から3回食にするタイミングがわからない
- 3回食にする目安やスケジュールが知りたい
- 離乳食後の授乳ってどうなるの?
赤ちゃんが離乳食に慣れてきたら、いよいよ3回食にステップアップ!
食事が楽しくなって、赤ちゃんの自分で食べたい欲求が強くなってくるよ♪
赤ちゃんの食べたいという気持ちが強くなっても、どんなタイミングで3回食にすればいいのか悩みますよね。
3回食へのステップアップのやり方を、タイミングと目安と一緒に紹介します。
離乳食から3回食にするタイミングと目安
離乳食から3回食にするタイミングと目安について紹介します。
離乳食から3回食にするタイミング
3回食へステップアップのタイミングは、厚生労働省の離乳食支援ガイドによると、9〜11ヶ月頃と発表しています。
9ヶ月より早くても大丈夫かどうか気になるママもいると思いますが、親子ともに2回食に慣れてきたら進んでも大丈夫です!
WHOでは、なんと6ヶ月以降は2〜3回食にすることを推奨していました!
ステップアップのタイミングを月齢で紹介しましたが、日本の離乳食の進め方、WHOの進め方、どちらでも大丈夫です。
一番いいのは、ママがやりやすい方法で進めていくことだよ♪
離乳食から3回食にする目安
3回食にステップアップする目安は次の4つです。
順番に解説していきますね。
①2回食のリズムが定着している
3回食は、食べ慣れたものを少しずつあげていきます。
2回食で定着したリズムをできるだけ崩さないようにして食事回数を増やす方が、自然と進みやすくなります。
いきなり3回目の食事を増やすと、赤ちゃんがびっくりしちゃうよね
また、食事のリズムを整えるということは、毎日だいたい同じような時間に食事をすること。
食事のリズムを整えるのは大人も一緒、赤ちゃんにも食事リズムを覚えてもらいながら、食べることに慣れてもらいましょう。
②食べ物を自分で潰せる
舌や歯茎を使ってもぐもぐと食べ物を潰せるようになれば、ステップアップのタイミングです。
口でもぐもぐと食べ物を潰す様子を、もう少し詳しく説明すると次の通りに。
- 舌を前後・上下・左右に動かす
- 舌で潰せない食べ物は、口の左右に寄せて歯茎で潰して食べる
ポイントは、丸飲みをせずに口の中で食べ物を潰していることです。
自分で潰して食べられる動きが始まると、離乳食を少し大きめに作ってあげられるようになりますよ。
③食べることを楽しんでいる
食べることに興味を示したり、楽しんだりしていることです。
自分で食べたいと思う気持ちが強くなる時期だからこそ、食べる楽しさを感じ始めています。
また、手づかみ食べが増えてきます。
手づかみ食べについてはこちらの生後10ヶ月の赤ちゃんの特徴について紹介した記事で解説していますので、ぜひ読んでみてください♪
④お座りができる
食事の時間にきちんとお座りができることも、3回食へステップアップする目安です。
食べている途中でお座りができないと、食事が進みませんよね。
赤ちゃんも少しずつ大人の食べ方に近づいていますので、お座りができるかどうかも大事なポイントです。
離乳食から3回食への目安とタイムスケジュール
3回食にステップアップするといっても、離乳食をあげるタイミング、スケジュールはどうすればいい?
こんな疑問の声が聞こえてきそうです。
タイムスケジュールと、離乳食を通じたステップアップのやり方について紹介します。
3回食のタイムスケジュール一例
3回食のタイムスケジュールを組むなら、次のようなタイミングで食べさせてあげるのをおすすめします。
- 6:00
- 授乳
- 10:00
- 離乳食+授乳
- 14:00
- 離乳食+授乳
- 18:00
- 離乳食+授乳
- 22:00
- 授乳
午前の授乳時間を早めにしても問題はありません。
あくまで一例なので、その日のスケジュールに合わせて時間帯をずらしても大丈夫です。
時間帯をずらすときは、次のポイントを押さえて、無理のないスケジュールで3回食を進めてくださいね。
- 離乳食と離乳食の間は4時間以上開ける
- 夕食は19時ごろまでに食べ終わるのが目安
- 2回食のリズムにできるだけ合わせる
一回の食事量
赤ちゃんによって食べられる量は違うので、基本的には「食べたいだけ」で大丈夫です。
主食とおかずの組み合わせで、おかずに「たんぱく質」と「野菜」(いも、果物、海藻など)が含まれていれば、赤ちゃんが食べたいだけ食べさせても問題ありません。
炭水化物
前半は5倍がゆ90g、後半は軟飯80g
ビタミン・ミネラル類
野菜、果物を合わせて30~40g
たんぱく質
魚、肉なら15g(刺身2切れ、鶏ササミ1/3本くらい)。
豆腐なら45g。
卵なら全卵1/2個。
あくまでも目安なので赤ちゃんの様子を見ながら調整してね。
また、なかなか食べてくれなくてどうしたら食べてくれるか悩むこともあると思います。
赤ちゃんの食欲や成長に合わせて、食べる量を調整します。
それでも食べる量が少ない場合は、次のポイントを試してみてください。
- 好きな食べ物を見つける
- 赤ちゃんが好きな味や食材を見つけて、それを中心にメニューを組み立てます。
- 食事の環境を整える
- 静かで落ち着いた環境で食事をさせると、集中して食べやすくなります。
- 手づかみ食べを取り入れる
- 赤ちゃんが自分で食べる楽しさを感じられるよう、手づかみ食べを取り入れてみましょう。
- 無理をしない
- 食事を無理強いせず、赤ちゃんのペースに合わせて進めます。
食事の時間を楽しいものにすることが大切です。
- 食事を無理強いせず、赤ちゃんのペースに合わせて進めます。
少食な子もいればたくさん食べる子もいるので、周りと比べなくて大丈夫!
3回食へのステップアップで食べる練習を
ここまで3回食へステップアップする目安やスケジュールを中心に紹介してきました。
食べることへのステップアップのためには、離乳食がカギになります。
赤ちゃんが食べやすい固さや大きさの離乳食が大切なのは2回食と同じですが、3回食になる頃には、歯茎で潰せる固さが目安に。
バナナくらいの固さが目安です◎
3回食を始めるとき、1回の食事量は1/4の量であげてください。
また、食事も変化をつけていくといいでしょう。
- お粥 5倍がゆ→軟飯
- 野菜 2〜3mmのみじん切り→5〜7mm角
食べるものに固さや形など少しずつ変化させていきます。
歯茎で潰せる固さを意識しつつ、これまでの離乳食と比べてなめらかさを減らし、徐々にパサパサした食材にも慣らしていきましょう。
赤ちゃんの食事に変化をつけながら、少しずつ食べられるものを増やしましょう♪
食べさせ方のポイント
スプーンで食べさせたり、赤ちゃんが自分で食べたがるなら手づかみ食べもさせましょう。
やわらかいものを前歯でかじりとる練習をします。
食べさせるときは、丸みのあるスプーンを下唇にのせて、赤ちゃんが口を閉じるのを待ちます。
赤ちゃんが食べ物に手を伸ばしやすいように、テーブルと椅子の高さを調整しましょう。
おすすめの離乳食グッズはこの記事で説明しているよ!
離乳食後の授乳量
3回食について紹介を続けてきましたが、授乳量がどうなるのかも気になりますよね。
離乳食後の授乳量について紹介します。
離乳食後の授乳量の目安
食事から栄養をとる割合が増えてきますが、母乳やミルクもまだまだ必要です。
授乳のみのときと離乳食後の授乳については次の通りです。
- 授乳のみ:1回につき約200ml
- 離乳食後の授乳:0〜100mlを3回
合計5回、500〜700mlが目安
離乳食後の授乳は、赤ちゃんがほしがるだけあげてください。
離乳食の量が増えると、授乳量が減ってくることが多いです◎
離乳食後の授乳はまだ必要
3回食で食事が増えた分、摂る栄養も徐々に増えているとはいえ、まだ母乳やミルクの栄養は必要な時期です。
離乳食のあとは母乳もミルクも与えてOKです。
- 離乳食 60〜70%
- 母乳(ミルク) 30〜40%
9~11カ月頃の赤ちゃんに必要なエネルギーは650~700kcalです。
足りない分は母乳や粉ミルクで補います。
赤ちゃんの食欲に合わせて離乳食を調整し、母乳や粉ミルクは食後に1日3回与えます。
欲しがらなければ無理にあげる必要はないよ
また、離乳食が始まってから、赤ちゃんが便秘気味になるという話はよくあります。
授乳量が減って水分不足になり、新しく食べるもので消化不良になるのが原因!
特に母乳には、赤ちゃんの消化を助けてくれる善玉菌を増やす効果があります。
赤ちゃんの消化能力はまだ未熟なので、母乳をあげることで、消化を助け腸内環境を整えてくれます。
母乳は赤ちゃんが欲しがる時に欲しがるだけあげてくださいね。
離乳食から3回食へのステップアップ|まとめ
離乳食から3回食へステップアップするには、タイミングや目安を見てからでしたね。
食べられるものが徐々に変化しても、まだ授乳も必要な時期。
だんだん大人に近い食事になってきているから、成長を感じますよね♪
3回食へステップアップするのは嬉しいことですが、実は準備が大変。
簡単に調理できるものやレトルトに頼ってもいいので、ママと赤ちゃんが楽しく食べることが大切です。
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赤ちゃんの成長を、食事からも見守っていきましょう!
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