哺乳瓶の消毒はいつまでする?おすすめ消毒方法も紹介

哺乳瓶の消毒はいつまでする?おすすめ消毒方法も紹介

この記事では、哺乳瓶の消毒はいつまでするべきかと、おすすめの消毒方法を紹介します!

サキココからこんな悩みを持つママへ伝えたい
  • 哺乳瓶の消毒っていつまでしたらいいの?
  • 消毒しないとどんなリスクがあるの?
  • おすすめの消毒方法を知りたい

赤ちゃんの免疫が未熟なうちは、哺乳瓶の消毒が必要と言われています。

とはいえ、

「赤ちゃんの免疫が未熟なうちっていつまで?」
「消毒をやめていいタイミングはいつなの?」

と、実際にいつまで消毒を続けるべきか悩みますよね。

結論からお伝えすると、

生後6ヶ月頃までを目安にするといい

と言われています。

助産師サキココ

明確にいつとは決まっていないよ!6ヶ月を過ぎると、ママの気持ちや赤ちゃんの様子を見ながら決めていいと思う◎

この記事では、哺乳瓶の消毒が必要な理由を解説しているので、それを踏まえていつまで消毒するか決めるといいですよ。

おすすめの消毒方法も紹介するので、参考にしてくださいね♪

目次

哺乳瓶の消毒はなぜ必要?

なんで哺乳瓶は消毒が必要なの?という疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

まずは、哺乳瓶を消毒する理由赤ちゃんの免疫との関係について詳しく説明します!

哺乳瓶の消毒が必要な理由

赤ちゃんは免疫力や抵抗力が低いため、大人と比べて感染症にかかりやすくなっています。

そのため、大人だとなんともない菌やウイルスでも、深刻な病状を引き起こす可能性も…。

そんな菌から赤ちゃんを守るために、哺乳瓶をしっかりと消毒する必要があるのです。

助産師サキココ

特に、哺乳瓶は口に入れるものだから清潔を保つことがとっても大切なんだよ。

赤ちゃんの免疫について

赤ちゃんは、母親からのIgG抗体を受け継いで生まれてきます。

IgG抗体とは?

胎盤を通じて赤ちゃんに伝わる「母親が持つ病原体に対する免疫」。

生後6ヶ月頃まで

赤ちゃんは、このIgG抗体によってさまざまな感染から守られています。

ただ、母親からもらったIgG抗体は、時間の経過に伴って減少していきます。

助産師サキココ

ママにもらったIgG抗体で病原体から赤ちゃんを守れるのは生後6ヶ月頃までだよ!

生後6ヶ月以降

赤ちゃんは生後3ヶ月頃から自分で免疫を作り始め、6ヶ月で大人の50%、1歳頃には70%ほど免疫が備わると言われています。

生後6ヶ月以降になると、母親からの免疫がなくなるため、赤ちゃんは自分で免疫力をつけていかなければなりません。

この時期は、病気にかかることが「赤ちゃんの免疫力を育てるトレーニング」となります。

助産師サキココ

免疫力は、ウイルスや殺菌と接触することで育っていくよ

ウイルスや細菌と接触したり、感染したりする過程で赤ちゃんには「免疫記憶」が形成されます。

免疫記憶とは?

過去に感染したことがある病原体に再度感染したときに、素早く病原体を攻撃して対応すること。

消毒をしないと起こるリスク

哺乳瓶を消毒しないと、赤ちゃんが感染症にかかるリスクが高まります。

そのため、赤ちゃんが小さいうちは、常に消毒を行い清潔な状態を保ちましょう。

ただの風邪や胃腸炎、中耳炎といった、大人だと軽いものでも赤ちゃんは免疫力が未熟なので注意が必要です。

助産師サキココ

ノロウイルスや大腸菌といった病原菌は特に危険…!長期間の療養が必要になる場合があるよ。

また、哺乳瓶の消毒前には、しっかりと洗っておくことも大切です。

哺乳瓶を洗うときに意識してほしいポイントは以下の通りです。

哺乳瓶を洗浄するときのポイント
  • すぐに洗えない場合は、水につけておく
  • 哺乳瓶の底などに洗い残しがないよう注意する
  • 哺乳瓶の乳首は専用のスポンジを使って洗う
  • 食器用洗剤または哺乳瓶用の洗剤を使ってよく洗う
助産師サキココ

哺乳瓶を正しく洗えていないと、哺乳瓶の中の洗い残したミルクから雑菌が繁殖するよ…!

哺乳瓶の消毒はいつまでする?

哺乳瓶を消毒する理由が分かったところで、次の疑問は「じゃあいつまで消毒するの?」ですよね。

助産師サキココ

消毒はいつまですべきか、明確な決まりはないよ!

ただ、消毒をやめてもいい目安となるタイミングがいくつかあるので、参考にしてくださいね!

哺乳瓶の消毒はいつまで必要?

生後6ヶ月頃になると、洗剤でよく洗ってしっかり乾燥すれば、消毒はしなくても問題ないと言われてます。

この頃になると赤ちゃんの免疫システムが発達してきます。

適度な清潔さを心掛けつつ、赤ちゃんが外部環境にも触れる機会を持たせることが免疫力向上につながります。

助産師サキココ

赤ちゃんの免疫を作る過程で、過度な殺菌は逆効果になることも…。

赤ちゃん自身の免疫機能が発達してくる3ヶ月頃から、徐々に消毒回数を減らしてみるのもいいかもしれません。

ただし、赤ちゃんの状態や環境によっては臨機応変に対応しましょう!

消毒が必要なケース
  • 赤ちゃんが未熟児や低体重児で生まれた場合
  • 赤ちゃんの免疫力が弱っている場合
  • 不衛生な環境にいる場合 など

消毒をやめるタイミング

哺乳瓶の消毒は生後6ヶ月頃まで

と、お伝えしましたが、成長スピードは赤ちゃんによって異なります。

そこで、以下のようなサインを「消毒を止めるタイミング」として考えると◎

  • よだれが増えてきたら

赤ちゃんのよだれには、殺菌効果があります。

よだれが出ることで、口の中の菌が排除され、口内を清潔に保つことができます。

  1. 指しゃぶりやおもちゃを舐め始めたら

指やおもちゃにはたくさんの菌が付着しています。

助産師サキココ

その菌を舐めることで、菌に対して免疫がついていくよ!

いくら哺乳瓶を消毒していても、日常生活の中で完全に菌を排除することは不可能になってきます。

なので、このタイミングで哺乳瓶の消毒をやめてもいいかもしれません◎

  1. 離乳食が始まったら

離乳食が始まる5〜6ヶ月頃には赤ちゃんの免疫力も高まってきます。

そのため、離乳食に使う食器や調理器具の消毒は不要です。

助産師サキココ

哺乳瓶に関しても、離乳食の食器と同じで、神経質に消毒する必要はなくなるよ◎

哺乳瓶のおすすめの消毒方法

哺乳瓶を消毒する方法は、大きく分けて3つあります。

助産師サキココ

ママがやりやすいと思う方法を選んでOKだよ!

それぞれの消毒のやり方と特徴、おすすめの商品を合わせて紹介していきます!

1. 煮沸消毒

煮沸消毒は、昔から行われている最も一般的な方法です。

鍋にお湯を沸かし、その中に哺乳瓶を入れて5〜10分ほど煮沸するだけでOKです。

助産師サキココ

消毒する頻度が少ない人は、薬液やレンジでできる消毒用品を買うと活用しきれずにもったいないかも…。そんな人は煮沸消毒で様子を見て◎

煮沸消毒の特徴
  • お湯を沸かす手間がかかる
  • コストがかからない

2. 電子レンジ消毒

ここ数年で人気を集めているのが、電子レンジ消毒です。

専用の容器に消毒したいものを入れて、電子レンジでチンするだけなので簡単です。

電子レンジ消毒の特徴
  • 専用のケースが必要
  • 短時間(5分程度)で消毒できる
  • 保管ケースとしてそのまま使える
助産師サキココ

哺乳瓶の乳首など、細かいパーツを入れるケースもセットになっているので、まとめて除菌できちゃいます!

\簡単5分で消毒完了!/

楽天市場公式HPより

3. 薬液消毒

薬液消毒では、水と薬液を混ぜて消毒液を作り、その中に哺乳瓶をつけ置きすることで消毒します。

消毒液を作っておけば、その中に消毒したいものをポンポンと入れて放置するだけでOK!

助産師サキココ

電気やガスを使わないから、外出時はもちろん、災害時でも水さえあれば消毒できるよ!

外出時は、容器を持ち歩くと荷物になって大変だから、ジップロックなどで代用しても◎

薬液消毒の特徴
  • 専用の消毒液が必要
  • 15〜30分程、薬液の中に入れて放置する時間が必要
  • 外出先でも消毒できる

\専用ケースで薬液作りも楽チン!/

楽天市場公式HPより

自分に合った消毒方法で哺乳瓶を清潔に保とう!

この記事では、哺乳瓶の消毒はいつまでするべきかと、おすすめの消毒方法を紹介しました!

大前提として、哺乳瓶の消毒が必要な理由をおさらいしておきましょう!

ここで説明したように、赤ちゃんは免疫力が弱いため、感染症のリスクが高く菌やウイルスには注意が必要です。

菌への感染リスクとなる哺乳瓶の消毒は、赤ちゃんを守るためにも大切な習慣となります。

とはいえ、「いつまで消毒するべき?」と迷ってしまうと思うので、下記を参考にしてみてください!

助産師サキココ

生後6ヶ月頃までは必ず行うことをおすすめするよ!

哺乳瓶の消毒方法はいくつかあるので、家庭の状況に合わせて好きな方法を選びましょう◎

助産師サキココ

消毒の頻度が高いようであれば、電子レンジ消毒か薬液消毒がおすすめ!

ご自分に合った方法でしっかりとした衛生管理を行い、赤ちゃんの安全を守ってあげてくださいね。

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