今回は、赤ちゃんの体調不良時の離乳食の対応について詳しく解説します。
- 体調悪い時は離乳食どうしたらいい?
- 離乳食を休むタイミングを知りたい
- 体調不良の時は何を食べさせたらいい?
赤ちゃんが体調を崩すと、「離乳食はお休みした方がいいの?」「何をあげたらいい?」「再開するタイミングはいつ?」といった疑問を持つのは当然のことです。

特に初めての育児では、ちょっとした変化にも不安だよね。
赤ちゃんが風邪をひいたり、熱を出したりすると、食欲が落ちたり、いつも食べているものを嫌がったりすることがあります。
そんなとき、無理に食べさせるべきなのか、それともしばらくお休みしたほうがいいのか、迷ってしまうママやパパは多いでしょう。
そこで今回は、赤ちゃんの体調不良時の離乳食の対応について詳しく解説します。



お休みのタイミングや回復期の食事の進め方など、実践しやすいポイントをまとめたよ!
ぜひ参考にしてくださいね。
赤ちゃんが体調不良時の離乳食をお休みするタイミング


赤ちゃんが風邪や発熱、下痢などで体調を崩した場合、基本的には無理に離乳食を食べさせる必要はありません。



大人でも体調不良の時は食欲がなくなるよね。
特に発熱時や胃腸の不調があるときは、消化機能が低下しているため、無理に食べさせることで症状が悪化することもあります。
まずは赤ちゃんの状態をよく観察しながら、水分補給を優先することが大切です。



食事が摂れないときは脱水症状に注意が必要だよ!
発熱や下痢、嘔吐が続くと、体内の水分がどんどん失われてしまうから飲めているかをしっかりチェックする必要があります。
もし飲む量が減っていたり、尿の回数が少ないときは、母乳やミルクでこまめに水分補給をしてください。
- おしっこの回数が少ない(1日5回以下)
- 口の中や唇が乾いている
- 手足が冷たい、皮膚が青白い
- ぐったりして元気がない、反応が鈍い
- 体重が急に減っている
- 大泉門がへこんでいる



これらの症状があるときは脱水の可能性があるから、病院受診も検討してね!
ここでは、離乳食をお休みすべきサインや離乳食再開のタイミングについて詳しく説明します。
赤ちゃんが離乳食をお休みするタイミングは?
どんな症状が出たら離乳食をお休みすべきか、悩んでしまいますよね。
でも、赤ちゃんに元気があり、食欲もあれば、様子を見ながら離乳食を続けても大丈夫なことが多いです。
ただし、次に紹介するような症状が見られる場合は、離乳食をお休みするタイミングかもしれません。
- 発熱(38℃以上)でぐったりしている:高熱のときは体力を消耗しやすく、食べること自体が負担になることがあります。
- 嘔吐を繰り返している:胃腸が敏感になっているため、無理に食べるとさらに吐いてしまうことがあります。
- 下痢がひどく、消化機能が落ちている:腸が弱っているときに食事を摂ると、さらに症状が悪化する可能性があります。
- 食べることを嫌がる、飲み込むのが辛そう:赤ちゃんが口に食べ物を入れるのを嫌がる場合は、無理に与えず様子を見ましょう。



食べる時に泣いたり、嫌がる時は喉にぶつぶつができてることもあるよ。
このような症状がある場合は、離乳食を一時的にお休みし、母乳やミルク、水分補給を優先するようにしましょう。
赤ちゃんの離乳食はいつ再開するの?


赤ちゃんの体調が回復してきたら、少しずつ離乳食を再開していきます。
ただし、急に以前の食事量に戻すのではなく、段階的に進めることが大切です。
以下のポイントを参考にしてください。
熱が下がって元気が戻ってきた
発熱が治まり、機嫌がよくなったら、少しずつ食事を再開しましょう。
嘔吐や下痢が落ち着いてきた
胃腸の症状が改善し、普段どおりの便になってきたら、消化の良いものからスタートします。
食べ物に興味を示すようになった
お母さんやお父さんが食事をしているときに興味を持ち始めたら、食欲が戻ってきたサインです。



再開する時は、赤ちゃんの負担にならないよう、少量からスタートし、様子を見ながら量を増やしていきましょう。
赤ちゃんが回復したときの離乳食の進め方


体調が回復したあとは、「何を食べさせたらいいの?」「気をつけることはあるの?」と心配になりますよね。
体調回復後の離乳食は、胃腸に負担をかけないものを選ぶことが大切です。



赤ちゃんの負担を考慮して、量や形態を一つ前に戻して与えてみるのも◎
体調が回復したあとの離乳食再開の注意点や赤ちゃんにおすすめのメニューを紹介します。
赤ちゃんが離乳食再開したときの注意点
回復期の離乳食では、「焦らず・無理せず」が鉄則です。
体調が完全に戻るまでは、
- 脂っこいもの
- 食物繊維の多いもの
- 乳製品
は消化に負担をかけ下痢や嘔吐の原因になることもあるため、避けるようにしましょう。



熱すぎたり、冷たすぎたりする食べ物もNGだよ!
また、新しい食材の導入は控え、赤ちゃんが慣れている食材からスタートをしてください。
食べる量やスピードに個人差があるので、他の子と比べず赤ちゃんのペースを大切にしていきましょう。
離乳食期の下痢の時の対応はこの記事をチェックしてね!


赤ちゃんが離乳食再開したときの食事量
赤ちゃんが体調を崩した後は、無理に以前の食事量に戻そうとせず、少しずつ慣らしていくことが大切です。



回復直後は胃腸がまだ本調子ではないため、無理に食べさせると負担になるよ。
最初の数日は、1回食で慣らし、食べる意欲や便の状態を確認。
問題なければ、徐々に回数や量を増やしてOKです。
ただし、「完食=元気になった」ではないため、残しても気にしないこと。



『楽しく食べられたか』が大事なポイントだよ♡
目安はあくまで参考程度にとどめて、赤ちゃんの体調・機嫌・食欲を尊重しながら、その子のペースで進めてあげましょう。
赤ちゃんそれぞれに回復のペースがあるため、「周りの子と比べる」のではなく、「わが子のペース」に合わせて進めることを心がけましょう。
赤ちゃんが体調不良時のおすすめメニュー
回復期の離乳食では、赤ちゃんの胃腸に優しく、栄養をしっかり摂れるメニューが理想です。



消化の良いおすすめメニューを紹介するね♡
おかゆ(10倍がゆ・7倍がゆ)


消化が良く、水分補給にも役立つため、最初の食事として最適です。
すりおろしりんご


自然な甘みがあり、ビタミン補給にもなるため、食欲がないときにも食べやすいです。



果物を与える時の注意点はこの記事を確認してね!


にんじんやかぼちゃのポタージュ


柔らかくて飲み込みやすく、栄養もしっかり摂取できます。
豆腐や白身魚


消化に優れたたんぱく質源として、少量ずつ取り入れるのがおすすめです。



慣れてきたら、やわらかく煮たうどんやじゃがいもも◎
まとめ


今回は赤ちゃんが体調を崩したときの離乳食対応について解説しました。
赤ちゃんが体調を崩したときの離乳食は、「無理をさせない」がいちばん大切なポイントです。
発熱や下痢、嘔吐などがあるときは、無理に食べさせるのではなく、まずは水分補給を優先し、赤ちゃんの回復を見守りましょう。



離乳食は、食欲や元気が戻ってから、少しずつスタートすれば大丈夫◎
焦らず、赤ちゃんのペースに合わせて進めていくことが何よりも大切です。
赤ちゃんの様子をよく観察し、気になるサインがあれば、迷わず小児科に相談をしてください。
赤ちゃんの健康を第一に考えながら、無理のない範囲でサポートしていきましょう。



体調不良時の対応に悩んだら、ぜひ今回のポイントを参考にしてみてくださいね!
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