今回は助産師の視点から、赤ちゃんの花粉症のサインや、風邪と見分けるポイントと対処法について紹介します。
- 赤ちゃんの花粉症のサインって?
- 花粉症と風邪の見分け方は?
- 花粉症が疑われる場合の対処法は?
春先になると、大人だけでなく赤ちゃんにも、鼻水やくしゃみの症状が出ることがあります。

これって花粉症?と心配になる
ママも多いんじゃないかな
特に1歳未満の赤ちゃんの場合は、まだ体調の変化を言葉で伝えることができません。
花粉症か風邪かの見分け方がわからず、不安に感じることもありますよね。
この記事では、赤ちゃんの花粉症のサインや風邪との見分け方、家庭でできる対処法まで詳しく解説します。



赤ちゃんの体調に不安を感じて
いる方は、参考にしてみてね
赤ちゃんの花粉症サインとは?


赤ちゃんが花粉症になると、風邪に似た症状が現れることがあります。



いくつかの特徴的なサインを
見逃さないことが大切だよ
特に透明でサラサラした鼻水、頻繁なくしゃみ、目のかゆみなどが見られる場合は、花粉症の可能性も。
ここでは、助産師の視点から、赤ちゃんに見られる花粉症のサインについて解説します。
透明でサラサラした鼻水が続く
赤ちゃんの花粉症で最も多く見られるのが、鼻水の症状です。
花粉症による鼻水は、透明で水のようにサラサラしているのが特徴。



鼻の中に入った花粉を、体が排出しようとして出てくるものだね
花粉症の場合、透明でサラサラの鼻水が1週間以上続くこともあります。
特に日中や屋外での活動後に鼻水が増えるようなら、花粉が関係している可能性が高いです。
鼻づまりが続いて口呼吸になっている
鼻水が増えると、赤ちゃんは鼻がつまってしまい、口呼吸に頼るようになります。



鼻がつまることで眠れなくなったり、授乳や離乳食のときに苦しそうにしたりすることもあるよ
夜間に何度も起きてしまったり、寝かしつけてもすぐ目を覚ましてしまったりする場合は、鼻づまりの可能性があります。
くしゃみを頻繁にする


くしゃみも、赤ちゃんの花粉症でよく見られるサインの1つです。
特徴的なのが、何度も立て続けにくしゃみをするという点。



花粉症の場合は、刺激を感じるたびに頻繁にくしゃみが出ることもあるよ
くしゃみが多い日や、屋外から帰宅したあとに連続してくしゃみをしている場合は、花粉への反応を疑ってみてください。
目をこする、涙目や目の充血
赤ちゃんは言葉で「目がかゆい」とは伝えられません。
しかし、目をゴシゴシこすったり、いつもより目が赤く充血していたりすることで不快感を訴えていることがあります。



涙目になることもあるよ
こすりすぎると目の周りの皮膚が荒れたり、角膜を傷つけてしまったりします。
気づいたら早めにケアしてあげましょう。
咳が長引く(ゼーゼーしない)
花粉症による咳は、乾いたような軽い咳が長引く傾向があります。
気道の粘膜が、刺激を受けて反応しているために出るものです。



痰が絡んだり、ゼーゼー音がすることは少ないよ
風邪が治ったあとも咳だけが2週間以上続いている場合や、夜になると咳き込みが増える場合は、花粉症を疑ってもよいでしょう。
寝つきが悪い・夜泣きが増えた


鼻づまりや目のかゆみといった不快感は、赤ちゃんの睡眠の質にも影響します。
鼻づまりや目のかゆみで眠れない、眠りが浅い、といった状態が続くと、夜泣きが増えたり、昼間の機嫌が悪くなることも。



睡眠の変化も、体調のサインとして見逃さないようにしよう
風邪と見分けるポイントと対処法


鼻水が出てるけど、これって風邪?それとも花粉症?
赤ちゃんの体調不良は見た目だけでは判断しづらく、ママやパパが戸惑う場面も多いですよね。



助産師としても、風邪と花粉症の見分け方について相談を受けるよ
ここでは、赤ちゃんの症状から見分けるポイントと、花粉症が疑われるときの対処法について解説します。
花粉症と風邪を見分けるポイント
赤ちゃんの花粉症と風邪では、似たような症状が出ることもありますが、次のような違いがあります。
症状の特徴 | 花粉症 | 風邪 |
---|---|---|
鼻水 | 透明でさらさら | 黄色っぽい/粘り気あり |
くしゃみ | 連続して何度も出る | 単発で回数少なめ |
目の症状 | 目のかゆみ・充血・こする様子 | ほぼ見られない |
咳・喉の痛み | 軽く出ることも | よく出る・喉の痛みもあることが多い |
熱 | 基本的に出ない | 発熱があることが多い |
全身の様子 | 比較的元気 | だるそう・ぐったりしていることも |
季節性 | 毎年同じ季節に症状が出やすい | 季節関係なくいつでも起こる |
症状の期間 | 花粉の飛散中ずっと続く | 数日~1週間程度で治ることが多い |
また、花粉症の場合、特定の季節になると毎年同じような症状が出ます。



花粉が多い日には悪化し、少ない日は軽くなるなどの変化もあるよ!
発熱や全身のだるさを伴う場合は、風邪の可能性が高く、1週間前後で自然に治ることが多いです。
花粉症かも?と思ったときの家での対処法
赤ちゃんの花粉症が疑われるときは、次のようなケアが役立ちます。
- 空気清浄機を活用する
- 窓の開閉は花粉の少ない時間帯にしたり、換気の時間を短くしたりする
- 洗濯物は室内干しを検討する
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花粉の多い時間帯は、10~15時ごろといわれています。



目をこすらせない工夫もできたらいいね
- 帽子やベビーカーのカバーで花粉対策
- 帰宅時に衣類を払う&着替える
- 花粉がつきにくい素材(綿やポリエステルなど)を選ぶ



外出も花粉の多い時間帯を避けられるとベスト!
鼻の周りや目元にワセリンを塗ることで、花粉の付着を予防することもできます。
ベビーワセリンや、赤ちゃんにも使えると表記されているものが安心です。
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受診のタイミングと薬について
花粉症かな?と思っても、自己判断で市販薬や大人用の薬を使うのは避けましょう。
赤ちゃんに使える薬は限られており、医師の診察が必要です。



まずは、体調や既往歴を把握しているかかりつけの小児科に相談
しよう
必要に応じて、耳鼻科やアレルギー専門医を紹介されることもあります。
- 鼻詰まりでミルクや離乳食が
食べられない - 咳がひどく、ゼーゼーする
- 目のかゆみが強く、こすり過ぎて
赤くなる



生後6ヶ月ごろから服用可能な薬もあるから、安心してね
すぐ受診すべきか迷うときは?
病院に行くか迷うときは、小児救急電話相談「#8000」が便利です。
医師や看護師が、赤ちゃんの症状に合わせた対処法や、受診の必要性についてアドバイスしてくれます。



今すぐ病院へ行くべきか悩んだ
ときは、ぜひ活用してみてね!
赤ちゃんの様子を観察して、花粉症の
早期対応を|まとめ


今回は、赤ちゃんの花粉症のサインや、風邪と見分けるポイントと対処法を助産師の視点で詳しく解説しました。



赤ちゃんでも、まれに花粉症を
発症することがあるよ
花粉の飛ぶ季節に鼻水やくしゃみが長引いたり、目をこすったりする様子があるときは、花粉症の可能性も視野に入れて見守りましょう。
\小型タイプだけど、99.97%の除去率!
花粉対策に◎/


赤ちゃんの花粉症のサインは、次の通りです。
風邪との見分け方に悩むときは、次の点を参考にすると判断のヒントになります。
- 鼻水の状態(透明?粘り気あり?)
- 発熱の有無
- 目のかゆみ
- 症状の続く期間や季節性
不安な時は、かかりつけの小児科へ相談しましょう。



#8000(小児救急電話相談)を活用するのもおすすめ!
助産師としては、赤ちゃんのちょっとした変化に気づいてあげることが、安心につながる第一歩だと感じています。
無理に判断しようとせず、気になることがあれば早めに専門家に相談してみてくださいね。



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