10ヶ月を迎えた赤ちゃん、ごはんを自分の手でつかんで食べようとする様子も増えてきたころではないでしょうか。
ただ、ママにとっては「何を用意したらいいのかわからない」「毎日同じメニューであきちゃう」など、悩みもつきものですよね。
この記事では、生後10ヶ月の離乳食後期にあわせた手づかみ食べの進め方や、簡単に作れるおすすめメニューをご紹介します。
- 10ヶ月の赤ちゃんにおすすめの手づかみメニューは?
- 離乳食後期、食材のかたさや量ってどうする?
- 簡単に作れて毎日続けられるレシピが知りたい

無理なく一緒に楽しめる方法を見つけてね!
生後10ヶ月の赤ちゃんの成長と離乳食の位置づけ


生後10ヶ月ごろの赤ちゃんは、運動機能や感覚が著しく発達し始める時期です。
食事の内容も成長に合わせて調整が必要になります。
体重や発達の目安と生活リズムの変化
この時期の赤ちゃんの体重はおおよそ7〜10kgほど。
おすわりが安定して、はいはいやつかまり立ちをする子もいます。
日中の活動が増えることでお昼寝や食事のリズムも整いやすくなります。



赤ちゃんの発達には個人差があるから焦る必要はないよ
後追いや好奇心が強まる時期
ママが離れると、泣いたり何でも触りたがったり…赤ちゃんの好奇心がぐんと広がってくる時期です。
食べることにも興味津々で、自分で口に運びたがる子も増えてきます。



「自分で食べたい!」の気持ちが育つ頃だよ〜!
生後10ヶ月の離乳食の進め方と手づかみ食べのポイント


離乳食が1日3回になり、大人の食事に少しずつ近づいていく時期。
手づかみ食べもこの頃からどんどん取り入れていけます。
この章では、生後10ヶ月の離乳食の進め方と手づかみ食べのポイントについて解説します。
▼手づかみ食べを始める時期やサインについて、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事も合わせてご覧ください。


1回の食事量と食べ方の目安
主食は80〜90g、おかずは野菜やたんぱく質を合わせて30〜40g程度が目安とされています。
やわらかく煮た食材を小さめに切って、赤ちゃんが手でつかめる形にすると食べやすくなります。



スティック状がつかみやすくておすすめだよ!
食材の選び方とやわらかさのコツ
手づかみ食べを始めるうえで大切なのが、赤ちゃんがつかみやすく、口の中でつぶしやすい食材を選ぶことです。
おすすめは、バナナやかぼちゃ、さつまいもなどのやわらかい素材。
指でつぶせるくらいのやわらかさを目安にすると良いでしょう。
加熱してやわらかくした野菜はスティック状にすると握りやすく、食べやすいです。
ごはん系なら小さめのおにぎりにしてあげると、赤ちゃんの小さな手でもしっかり握れます。



指でつぶせるくらいの柔らかさが目安だよ!
味つけはうす味が基本
大人と同じ味付けにするのはまだ早い時期です。
基本は素材の味を活かして、味付けは風味づけ程度にとどめましょう。
塩分が強いと赤ちゃんの腎臓に負担がかかるため、加工食品や調味料は控えめにしてください。
手づかみメニューはそのまま手に取って口に入れるため、味つけの濃さがダイレクトに伝わります。



味つけは「ちょっと物足りないかな?」くらいでOK!
生後10ヶ月におすすめ!簡単×手づかみ離乳食メニュー5選


この時期の赤ちゃんは「自分で食べたい!」気持ちが育ち始めているので、手づかみで食べられるメニューが大活躍します。
この章では、家にあるものでパパッと作れて、栄養バランスもバッチリなレシピを紹介します。
おすすめレシピ① しらす入りサイコロおにぎり
【材料】
- 軟飯
- しらす
- のり(全型)
【作り方】
- しらすは熱湯をかけて塩抜きし、水けをきる。
- 軟飯にしらすを混ぜる。
- 半分に切ったのりに混ぜご飯を広げ、もう一枚で挟む。
- 少し落ち着かせた後、2cm角にカットする。
おすすめレシピ②ツナとヨーグルトのサンドイッチ
【材料】
- 食パン
- ツナ水煮缶(10g)
- プレーンヨーグルト(小さじ2)
【作り方】
- 食パンは耳を切り落とし、4〜8等分にカットする。
- ツナとヨーグルトを混ぜてペーストを作り、食パンに塗って挟む。
おすすめレシピ③しらすと豆腐のおやき
【材料】
- 絹ごし豆腐:40g
- しらす:5g
- 米粉(または薄力粉):大さじ2(18g)
- だし汁または水:小さじ1~2
【作り方】
- しらすは熱湯を回しかけて塩抜きし、必要であれば細かく刻みます。
- ボウルに絹ごし豆腐を入れて潰し、しらす、米粉、だし汁または水を加えてよく混ぜます。
- フライパンに少量の油をひき、生地をスプーンで落として形を整えます。
- 弱火〜中火で4分焼き、裏返して蓋をし、さらに弱火で4分蒸し焼きにします。
おすすめレシピ④バナナケーキ
【材料】
- 完熟バナナ 15g(小さくカット)
- ホットケーキミックス 大さじ2
- 牛乳(または育児用ミルク) 大さじ1〜2
【作り方】
- バナナはフォークなどで軽くつぶすか、1cm角ほどにカット
- ホットケーキミックス、牛乳と混ぜる
- フライパンに少量の油をひき、生地をスプーンで落とす
- 両面をこんがり焼いて完成
おすすめレシピ⑤温野菜スティック
【材料】
- にんじん
- ブロッコリー
- さつまいも
- カボチャ などの野菜
【作り方】
- 野菜を赤ちゃんが持ちやすいスティック状に切る。
- 柔らかくなるまで蒸す、または茹でるだけ。
【生後10ヶ月離乳食】手づかみ食べをもっと楽しむ工夫


生後10ヶ月の赤ちゃんにとっての手づかみ食べは、「食べる」ことそのものを学ぶ時間です。
ただ、おうちでやるにはちょっと大変なことも…。
そんなときこそ、ちょっとした工夫で気持ちがグッと楽になりますよ。
この章では、”手づかみ食べ”をもっと楽しむ工夫について解説します。
色やかたちを工夫して食欲アップ
食材の色合いや盛りつけにひと工夫すると、赤ちゃんの興味を引きやすくなります。
赤・緑・黄色などのカラフルな野菜を取り入れたり、スティックや丸形にして手に取りやすくするだけでも食べる意欲が変わってきます。



「これなに?」って興味を持ってもらうことが大事!
ママのストレスを減らす準備をしよう
汚れるのが心配で手づかみ食べをためらうママも多いですよね。
でも、あらかじめ汚れてもいいように準備しておけば、心に余裕が持てます。
床には新聞紙やビニールシートを敷いたり、袖付きエプロンを使ったりすると後片付けがラクになりますよ。
「食べる」以外の意味も大事にして
つかんだり、つぶしたり、投げちゃったり……そんな赤ちゃんの行動も、実は大事な経験です。
食べ物の感触を手で知ることは、脳への刺激にもなります。
「遊んでるだけ」と思わずに、じっくり見守ってあげましょう。



つぶしたり投げたりも子どもの学びになるよ
【Q&A】10ヶ月の手づかみ離乳食でよくある疑問


手づかみ食べにチャレンジしてみると、ママからは「これって大丈夫?」「うちの子、ちょっと違うかも?」といった疑問や不安の声もよく聞かれます。
ここでは、よくある質問とその答えをまとめてみました。
Q. おにぎりってもう食べてもいいの?
10ヶ月の赤ちゃんなら、軟飯を使った小さなおにぎりはOKです。
赤ちゃんが口に入れすぎないよう、スティック状や一口サイズにするのがおすすめ。
海苔で巻くと手がベタベタせず、持ちやすくなります。



のどに詰まらないように、サイズや形状には気をつけて!
Q. 手づかみを嫌がるんだけど…どうしたらいい?
赤ちゃんにも個性があるので、最初から積極的に手で食べたがる子ばかりではありません。
無理にやらせず、食材やタイミングを変えて試してみましょう。
ママやパパが食べて見せると興味を持つこともありますよ。



その子のペースでゆっくりで大丈夫だよ〜!
Q. 全然食べない日があって心配…
赤ちゃんは体調や気分で食欲が大きく変わります。
「今日は遊びたい気分なのかな?」と受け止めて、食べない日があってもあまり気にしすぎなくて大丈夫。
数日続くときは、小児科や栄養士さんに相談してみてくださいね。



1回1回じゃなくて、1週間くらい見てあげてね!
▼「なかなか食べてくれない…」そんなときの対策はこちらで詳しく解説しています。


まとめ|10ヶ月の離乳食は簡単な手づかみメニューで楽しく!


この記事では、生後10ヶ月の離乳食後期にあわせた手づかみ食べの進め方や、簡単に作れるおすすめメニューについて解説しました。
10ヶ月ごろの赤ちゃんは、「自分で食べたい!」という気持ちが芽生える時期。
手づかみ食べを通して食べ物への興味や手先の発達、自立心がどんどん育っていきます。
とはいえ、ママにとっては「汚れる」「用意が大変」「ちゃんと食べるか心配」など、不安もつきもの。
でも、少しの工夫とやさしい気持ちで見守ってあげれば、毎日のごはん時間がもっと楽しくなりますよ。



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