この記事では、赤ちゃんの便秘の原因や受診の目安、便秘の対策方法について紹介します!
- 赤ちゃんの便秘の原因ってなに?
- 便秘で受診する時の目安を知りたい
- 便秘の対策方法ってある?
赤ちゃんは大人に比べて便秘になりやすい傾向があります。
そのため、赤ちゃんの便秘に悩むママは多いのではないでしょうか?
特に、離乳食が始まると、半分以上の赤ちゃんが便秘に悩むことがあるよ。
赤ちゃんの消化器官はまだ未熟なので便秘になりやすく、過度に心配しすぎる必要はありません。
この記事で紹介する、便秘の原因や症状、病院を受診すべき目安を知っておくと安心できますよ。
さらに、赤ちゃんの便秘の対策方法もお伝えするので、ぜひ試してみてくださいね!
赤ちゃんの便秘について知ろう
まだまだ未熟な面も多く、便秘になりやすい赤ちゃん。
そんな赤ちゃんの便秘の原因や症状について詳しく解説していきます!
赤ちゃんの便秘の原因
赤ちゃんの便秘の原因は、主に以下のことが挙げられます。
- 消化器官が未発達
- 水分不足
- 運動不足
- 食物繊維の摂取不足
- 生活リズムの乱れ
月齢ごとに分けてみていくよ!
新生児期
新生児の赤ちゃんの大脳はまだ十分に発達していないため、膀胱や大腸に多くのものを溜めておく機能が未熟です。
そのため、便が直腸に達すると自然に排泄され、便の形状や排便のペースが安定しにくいのが特徴と言われています。
さらに、筋肉量も少ないから、便を出す力も弱くて便秘になることも…。
また、ミルクは母乳より消化に時間がかかるため、ミルクで育てている赤ちゃんのほうが便秘になりやすいと言われています。
母乳育児の赤ちゃんは、数日間便が出なくても心配ない場合もありますが、
- 便が硬くなる
- 便を出す際に苦しんでいる
といった症状があれば、注意が必要です。
新生児期の腸の特徴や、母乳とミルクの違いや摂取量が主な便秘の原因だよ。
離乳食初期〜中期
離乳食初期〜中期では、腸の中の水分量が減ることでうんちが固まりやすくなり、便秘を引き起こします。
腸内の水分量が減少する原因は以下の通りです。
- 離乳食が始まり、母乳やミルクを飲む量が減るため
- 少しづつ固形物も食べられるようになり、食事からとれる水分量が減るため
新生児期と同様、まだまだ筋肉量が少なく、便を出す力が弱いのも便秘の原因の一つです。
離乳食後期
離乳食後期になると、離乳食の内容が便秘に大きく影響すると言われています。
この頃は、食べムラがあったり、遊び食べをしたりして食べる量にも個人差が出てきます。
食事の内容や量、授乳量で食物繊維や水分が不足することが、便秘の原因に…。
食物繊維は腸内環境に影響するよ。
他にも、1歳が近くなると睡眠時間や運動不足などの生活習慣も影響してきます。
赤ちゃんの便秘の症状
赤ちゃんの便秘が疑われる症状には、以下のようなものがあります。
- 排便が3回/週未満
- 便が固くて出にくい
- 機嫌が悪い
- ミルクや離乳食を欲しがらない
- 食べても(飲んでも)吐いてしまう
- おならばかり出る など
赤ちゃんのうんちの回数や固さには個人差があります。
上記の症状を一つの目安としつつ、「いつもと比べてどうか」を、その子基準で考えることが大切です。
普段から、便の回数や状態はチェックするよう意識しておこう!
いつもより量が少なかったり、固くなったりしたら便秘かも…!と判断できるようにしておくといいですよ◎
医療機関を受診する目安
1週間以上、便秘の状態が続く場合は医療機関への受診を検討しましょう。
特に、以下のような症状がある場合は要注意です!
これらの症状がある場合は、便秘の期間に関わらず、早急に病院を受診しましょう。
- 熱があり、ぐったりして元気がない
- おなかがパンパンに張っている
- 排便に血が混じっている
- 繰り返し嘔吐している、または嘔吐が緑色
- 1週間以上の便秘を何度も繰り返す
上記の症状がある場合は、腸の機能異常や重度の便秘、その他の病気の可能性があるから、医療機関で詳しく診てもらおう!
便秘の対策方法
赤ちゃんの便秘を解消するために、お家でできる対策方法を5つ紹介します!
食欲がない、お腹が張って苦しそうな様子があれば受診してね!
対策① 食材を工夫する
離乳食が始まっている場合は、便秘を解消してくれる食材を意識的に取り入れてみましょう◎
食物繊維不足は便秘の原因の一つ…。食物繊維が多いものや果物、イモ類がおすすめ◎
- バナナ
- きな粉
- さつまいも
- オートミール
- にんじん
- ヨーグルト
- リンゴ
- ブロッコリー
離乳食後期なら、離乳食に少しバターを入れるのも◎
初めての食材を与える時は、アレルギーのリスクにも注意が必要です。
対策② 水分をしっかりとる
体内の水分が不足していると、便が固くなって腸の中をスムーズに移動できず、便秘になってしまいます。
便をやわらかくするために、水分をしっかり摂るよう意識しましょう。
水分摂取は、こまめに少しずつがポイント!
対策③ 生活リズムを整える
生活リズムを整えると、自然と排便のリズムもついてきます◎
- ミルクや離乳食の時間
- 朝起きる時間
- 寝る時間
などを決めて、毎日のリズムを整えてあげましょう。
関係ないように見えてとっても大切!
対策④ お腹をマッサージする
お腹をマッサージすると、腸が刺激されてお通じがよくなります。
お腹に「の」の字を書くようにマッサージしてあげて◎
また、まだ自由に体を動かすことができない赤ちゃんは、運動不足で便秘になってしまうこともあります。
そんなときに効果的なのが、パパやママが赤ちゃんの肌に直接触れて行うベビーマッサージです!
ベビーマッサージでは、
- お腹のマッサージ
- おしりのマッサージ
- 手の動き
- 足の屈伸 など…
パパやママが手助けをしながら赤ちゃんの体を動かすことで、腸の動きが活発になって便秘が改善することがあります。
ベビーマッサージは、赤ちゃんとの触れ合い遊びをしながら便秘にも効果的だからおすすめだよ♪
便秘の解消だけでなく、他にもたくさんの効果があるのがうれしいポイントです◎
ベビーマッサージについては、こちらの記事に詳しくまとめてるから良かったら覗いてみてね♪
対策⑤ 綿棒で刺激をしてみる
マッサージで改善しない場合、綿棒で赤ちゃんの肛門付近を刺激する「綿棒浣腸」という方法があります。
- 綿棒の先にベビーオイルやオリーブオイルなどをつける。
- 赤ちゃんのお尻の穴に、綿棒を1~2cmくらい入れる。
- クルッと綿棒をまわして軽く刺激する。
直腸を刺激することで力が入って排便を促すよ◎特に癖になるということはないと言われているよ!
赤ちゃんの便秘の原因を知って対策をしてあげよう
今回は、赤ちゃんの便秘の原因や受診の目安、便秘の対策方法について紹介しました。
赤ちゃんが便秘で苦しそうにしていると心配になりますよね。
赤ちゃんの便秘は、適切な対策を行うことで、多くの場合は改善します。
いざというときに慌てなくて済むよう、便秘の原因や症状、受診する目安を知っておくと安心です◎
ひと口に便秘と言っても、赤ちゃんの状態は個々によって違うから、普段の様子を良く観察しておこう!
もし、1週間以上便秘が続く場合や、心配な点がある場合には受診を検討しましょう。
赤ちゃんの様子が違うと感じたら、早めに医療機関に相談してね!
赤ちゃんの健康と快適な生活のために、便秘の症状がある場合、まずはお家でできる対策方法を試してみてくださいね◎
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