離乳食が進んでいくと、赤ちゃんにどんな食材をいつから与えるべきか悩むことが増えてきます。
その中でも「小麦粉」を赤ちゃんにいつからあげて良いのか、気になるママやパパも多いでしょう。
- 小麦粉っていつからあげていい?
- 赤ちゃんに小麦粉をあげるときに注意することを知りたい
- 小麦アレルギーの症状がどんなものがあるか知りたい
小麦はパンや麺類など、日常の食事でよく使われて手軽な食材の1つです。
しかし、小麦粉はアレルギーの心配があるため、赤ちゃんに与えるタイミングや方法には注意が必要です。
今回の記事では、赤ちゃんに小麦粉を与える時期や小麦アレルギーの症状、そして小麦粉を与えるときの注意点についてご紹介します。
小麦粉はいつからあげる?適切な時期とその理由
赤ちゃんに小麦粉を含む食品を与えるタイミングは、離乳食の進め方によって異なります。
離乳食初期から食べられますが、うどんやパンは塩分が多いので、離乳食中期(生後7〜8ヶ月頃)からが推奨されています。
小麦は3大アレルギーの1つです。
そのため、離乳食を始めたばかりの生後5〜6ヶ月頃には避け、消化機能が少し発達した離乳食中期から少量ずつ与えるのが良いでしょう。
赤ちゃんの成長に合わせて、適切な時期に小麦粉を取り入れることが重要だよ!
離乳食中期(生後7〜8ヶ月頃)から
離乳食中期になると、赤ちゃんの消化器官が少しずつ発達し、食べられる食材の種類も増えてきます。
この時期には、小麦粉を使った食材、例えばパンがゆやうどんなどを与えることが可能になります。
初めて小麦粉を与えるときは、パンは耳を取り除き、食塩不使用や砂糖不使用のものを選びましょう。
小さな一口サイズにして、水やだしで柔らかくした状態で食べさせるのがおすすめです。
初めは少量から慎重に
初めて赤ちゃんに小麦粉を与える際には、少量からスタートすることが大切です。
例えば、パンを与える場合は、ごく少量のパンがゆを1〜2さじ分から始め、翌日以降も様子を見ながら徐々に量を増やしていきましょう。
万が一、アレルギー症状など何か異変が出てもすぐに受診できるから安心ですよね。
アレルギー症状が出た時のために、かかりつけ医を見つけておこう!
小麦アレルギーの症状
小麦は3大アレルギーの1つであり、赤ちゃんに小麦アレルギーがある場合、食べた後にアレルギー反応を引き起こすことがあります。
アレルギーの症状はさまざまで、軽いものから重篤なものまであるので、しっかりと把握しておくことが重要です。
知っておくといざという時に慌てないで済むよ◎
小麦アレルギーの主な症状
小麦粉のアレルギーにはどんな症状があるか気になりますよね。
小麦アレルギーの症状は、食べた直後から数時間後にかけて現れることが多いです。
主な症状について説明していきます。
皮膚の症状
- 赤み
- 発疹
- じんましん
- 皮膚の痒みなど
軽度の場合でも、口の周りに発疹や皮膚のかゆみが見られることがあります。
消化器系の症状
- 嘔吐
- 下痢
- 腹痛
- 便に血が混じることもあります。
これらの症状は、赤ちゃんが小麦を消化できずに腸が炎症を起こしているサインです。
呼吸器系の症状
- 鼻水
- くしゃみ
- 咳
- 呼吸困難
- チアノーゼなどが現れることがあります。
特に呼吸困難は非常に危険な症状で、すぐに医療機関を受診する必要があります。
アナフィラキシーショック
小麦アレルギーが重篤な場合、食べた後に急速に意識障害や呼吸困難を引き起こすアナフィラキシーショックが発生することがあります。
意識がない、呼吸困難を起こしているときはすぐに救急車を呼びましょう。
症状が現れたときの対応
もし赤ちゃんに小麦アレルギーの疑いがある場合や、食後にアレルギー様の症状が見られた場合は、すぐに医師に相談しましょう。
軽度の湿疹や発疹でも油断せず、医師の指示に従うことが重要です。
重篤な症状が見られる場合は、すぐに救急車を呼びましょう。
小麦粉に限らず初めて食べる食材は、午前中にチャレンジするのが理想だよ◎
小麦粉を与えるときの注意点
赤ちゃんに小麦粉を与えるときには、いくつかの注意点があります。
注意点を守ることで、アレルギーのリスクを減らし、安全に離乳食を進めることができます。
以下に、小麦粉を与える際のポイントをまとめました。
①初めは少量から始める
小麦粉を与える際には、初めての食材を試す時と同様に、少量から慎重に与えましょう。
赤ちゃんが無事に食べられた場合でも、最初の数日は少量のままにして、体調に問題がないことを確認してから徐々に量を増やすことが大切です。
うどんやパンに慣れてきたら、他のメニューもチャレンジしてね♪
②卵や牛乳との組み合わせに注意
小麦粉が含まれる食べ物は、卵や牛乳など他のアレルギー源と一緒に使われていることが多いため、注意が必要です。
特にパンやクッキーなどの加工品は、複数のアレルギー物質が含まれることがあるため、最初はできるだけシンプルな食材で試しましょう。
こちらの記事で離乳食の牛乳の進め方について説明しているので参考にしてね♪
③アレルギー検査の活用
もし家族に小麦アレルギーがある場合や、赤ちゃんにすでに他の食物アレルギーが見つかっている場合は、アレルギー検査を行うことをおすすめします。
検査結果によって、慎重に小麦粉を取り入れていくことができます。
④小麦粉を与えるタイミング
小麦粉を初めて与えるタイミングは、平日の午前中が最適です。
もしアレルギー反応が出た場合、すぐに対応できるようにしておくことが安心です。
初めての食材を与えるときは、必ず新しい食材を1つだけ試し、他の新しい食材を同時に与えないようにしましょう。
小麦粉アレルギーの症状は、軽いかゆみや口の周りの発疹から、呼吸困難やアナフィラキシーショックといった命に関わる重篤な症状まで幅広いです。
⑤小麦粉を含む食品の例
小麦粉を使った食品には、さまざまものがあります。
- パン
- うどん
- クッキー
- ホットケーキ
- ドーナツ など
市販の加工食品には小麦粉が含まれていることが多いため、必ず原材料を確認し、赤ちゃんに適した食品を選んでください。
特に初期の頃は、塩分や添加物が少ないシンプルなものを選ぶことが大切だよ◎
また、パンにははちみつが含まれていることもあるため注意が必要です。
また、「手作りしたいけど、作る手間・片付ける手間は少なくしたい」というママも多いと思います。
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まとめ
赤ちゃんに小麦粉を与える時期や、小麦アレルギーの症状、そして小麦粉を与えるときの注意点について詳しく解説してきました!
小麦粉は赤ちゃんにとって、離乳食が進むにつれて手軽に取り入れられる食材の1つです。
しかし、いつから小麦粉を赤ちゃんにあげていいか悩みますよね。
また、アレルギーのリスクもあるため、安全に与えられるように注意が必要です。
小麦粉を正しく取り入れて、赤ちゃんの食事を楽しいものにしていこう!
忙しいママにはこちらがおすすめ♪
小麦粉は離乳食中期から少量ずつ与え、赤ちゃんの反応をよく観察しながら、アレルギー反応が出た場合はすぐに医師に相談しましょう。
牛乳をいつからあげていいか迷っているママはこちらの記事も併せて確認してね!
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