この記事では、赤ちゃんの夏の暑さ対策や体調管理のポイントについて紹介していきます。
- 赤ちゃんの夏の暑さ対策を知りたい
- 夏の暑さに負けない体調管理ポイント
猛暑が予想されている中で、体の機能が未発達なところもある赤ちゃんを暑さからどう守っていこう。
赤ちゃんと過ごす初めての夏は、ママにとっても不安がいっぱいですよね。
まだ体温調節がうまくできない赤ちゃんにとって、夏の暑さ対策は必須です。
熱中症にも気をつける必要が!
赤ちゃんの暑さ対策とあわせて、暑さに負けない体調管理のポイントまで詳しく紹介していきます♪
赤ちゃんの夏の暑さ対策
赤ちゃんは、大人ほど上手に体温を調節できません。
体温調節を助ける機能が未熟なため、外部の温度変化に敏感に反応しやすいです。
そのため、赤ちゃんの体温が急激に上昇したり下降したりなど、体調も崩しやすくなります。
本格的な暑さを感じる前から対策方法を知って、少しずつ準備を進めていきましょう♪
暑さ対策①クーラー
外と違ってお家の中は安全だと思いがち。
夏の室内における暑さ対策は、クーラーの温度管理がポイントになってきます。
実は室内でも暑さ対策を怠ってしまうと、大量の汗をかいて脱水症状になることも。
クーラーの温度管理は、大人の感覚で使用すると危険!
赤ちゃんが過ごしやすい夏場の室温は26〜27℃、湿度は50〜60%が目安です◎
環境は整えたのに赤ちゃんの機嫌が悪かったり大量の汗をかいていたりする場合は、以下の3つを見直してみてください。
湿度
湿度が60%を超えてしまうと、体に熱がこもってしまい体温調節が難しくなります。
70%を超えてしまうと、熱中症のリスクが高まる危険性もあります。
湿度と温度が同時に設定できるクーラーなら安心です!
室温を気にしがちですが、湿度もチェックしていきましょう。
部屋の間取り
クーラーの設置場所によっては、冷気を感じにくい場所もありますよね。
また、日当たりの良いお部屋だったりすると、クーラーの設定温度より室内が暑く感じる可能性も高いです。
扇風機やサーキュレーターを上手く活用して、お部屋の中に冷気が循環するように工夫してみましょう。
扇風機などを使用する場合は、カバーをかけて指を挟まないように対策もお忘れなく!
赤ちゃんがいる場所
床で遊んでいる時もあれば、高さのあるベッドでお昼寝している時もありますよね。
冷気は、下に溜まる性質を持っているので、赤ちゃんの過ごしている環境や条件で体感温度が違ってきます。
- 汗をたくさんかいている
- 泣いている
- 顔が赤く、熱っぽい
- ぐったりして、いつもより元気がない
- おしっこの量・回数が少ない
暑さ対策②保冷シート
日差しの強い10時〜14時くらいは避けて、朝晩の涼しい時間帯に外出することがおすすめ◎
そうは言っても、朝晩も暑くなってきたりどうしても外に出なくてはいけなかったりしますよね。
そんな時に、役立つのが保冷シートです。
体が少しでも、さらっとしていると、赤ちゃんの機嫌も良くなりやすいよ
保冷剤
保冷剤は、赤ちゃんの体にこもった熱を効率よく取ってくれるアイテムです。
お家にある保冷剤を使用するときは、直接赤ちゃんに保冷剤が当たらないようにガーゼなどで包んでください。
凍らしてもカチカチにならない保冷剤だと安心ですね。
抱っこ紐やベビーカー専用ポーチに入れて直接赤ちゃんに直接触れないように使用しましょう。
長時間の外出には、お弁当用などの小さい保冷バッグに予備の保冷剤を持っていくと◎
ベビーカー保冷シート
赤ちゃんがベビーカーで快適に過ごすために役立つ「ベビーカー保冷シート」
ベビーカーの座面を冷やすことで、赤ちゃんの体感温度を下げることができます。
特に真夏のアスファルトの表面温度は60度以上になることもあるので、地面からの反射熱が、ベビーカーからだと距離が近いためとても暑く感じてしまいます。
- 手持ちのベビーカーに合うシートサイズか
- ベビーカーのベルトが通し穴の大きさにあっているか
- 通気性の良い素材でできているか
- 保冷/保温機能つきのものか
- 丸洗いできるなど、お手入れが簡単
最近注目されているものでは、ファンつきのベビーカー保冷シートも大人気です。
ベビーカーだけでなく、チャイルドシートにも代用可能なものもあるよ◎
暑さ対策③ポータブル扇風機
暑い夏の日には、大人も欠かすことができないほど便利な「ポータブル扇風機」
指が挟まらないように対策されているものが、特におすすめです◎
ベビーカーなどに装着できるようにベルト式になっていたり、クリップ型になっていたりするものもあって種類は豊富です。
風量の調節をして、爽やかな風を送ってあげましょう。
暑さ対策④接触冷感のグッズ
夏が近づいてくると、冷感素材のグッズがたくさん並んでいます。
赤ちゃんの暑さ対策に役立つ、冷感素材のグッズを紹介していきます。
UVカットケープ
夏の強い日差しから守ってくれる必需品である「UVケープ」
熱がこもって暑いのでは?と感じてしまいますが、接触冷感の素材でサラサラしていたり、直射日光がさえぎることで涼しく感じられます。
直接お肌が出ていないことで、紫外線からお肌を守り虫除け対策にもなります。
抱っこ紐やベビーカーどちらにも装着できて、活躍してくれるアイテムの1つだよ!
ひんやり敷きパッド
さっきまで、ご機嫌に寝ていたのに・・・
寝汗や暑くて泣き出してしまうなんてことも。
赤ちゃんに役立つ「ひんやり敷きパッド」
日中のお昼寝から、夜のぐっすり睡眠まで大活躍しますよ♪
接触冷感の素材で、汗をかいても快適に睡眠できる環境を整えられます。
丸洗いOKなものだと、衛生的にも◎
クールブランケット
体を冷やしすぎない、持ち運びにも便利な「クールブランケット」
接触冷感の素材で、体温と混ざり合いちょうど良い冷たさに調整してくれる優れものです。
1枚持っていると、お出かけの時やベビーカーの日除け、お昼寝する時にも大活躍しますよ。
暑さ対策⑤汗とりパッド
背中と肌着の間に入れておくだけで、背中の汗を吸水してくれる「汗とりパッド」
汗っかきな赤ちゃんに、活躍してくれるグッズです。
お出かけの時やすぐに着替えできないシチュエーションの時、汗をかいたらさっと引っ張るだけで、ベタベタした不快感から解放してくれます。
簡単に汗が拭き取れるから、すぐに着替えができない時の対策もバッチリ◎
可愛いアップリケが服からちらりと見えるデザインが多いので、シンプルなベビー服のポイント使いにも最適です。
赤ちゃんの夏の体調管理のポイント3つ
赤ちゃんのちょっとした体調変化に気づくためにも、日頃の体調管理は重要です。
夏の暑さに負けない体調管理のポイントについて3つ紹介していきます。
体調管理のポイント①こまめな水分補給
赤ちゃんは代謝が活発なため、汗や尿として体から出ていく水分が多いです。
大人に比べて脱水を起こしやすいので、熱中症予防のために十分な水分補給は欠かせません。
離乳食が始まる前の赤ちゃんはどうやって水分補給するか悩んでしまいますよね。
- いつもより汗をたくさんかいている
- 外出してたくさん遊んだ後
- 気温がいつもと比べて高い日
基本的には、母乳やミルクをこまめにあげる『頻回授乳』で問題ないです◎
離乳食が順調に進んでいる赤ちゃんは、水(湯冷まし)や赤ちゃん用の麦茶などを用意してみてもいいかもしれないけど、基本的には授乳で問題ないよ!
電解質飲料は、糖分がたくさん含まれているので肥満や虫歯のリスクにもなり、日常的に飲むのはおすすめできません。
赤ちゃん用として売られているものもありますが、薄く調整してあるけど糖分を含むので注意が必要です。
いつもより、おしっこの量が少ない、おしっこの色が濃いかな?と感じたら注意してあげてね!
体調管理のポイント②肌を清潔に保つ
赤ちゃんの肌はとてもデリケートなので、そのままにしておくと赤みやかゆみを引き起こし、汗疹を作る原因に。
また、痒い部分を掻きむしってしまい、爪や指に付着した汚れや菌が体内に入り込み、皮膚や全身に広がってしまうことも。
肌を清潔に保つポイント説明するね。
- こまめに汗を拭く
- 汗をかいたら、柔らかいタオルやガーゼで優しく拭き、首の周りや腕の内側など汗をかきやすい部分は、特に注意しましょう。
- ぬるま湯でのシャワーや沐浴
- 汗をかいた時は、ぬるま湯のシャワーや濡れたガーゼで全身を拭いてあげるだけでもOK!
- 赤ちゃん用の低刺激で無香料の石鹸を使用し、泡立てた石鹸で優しく洗いましょう。
- 石鹸が肌に残らないようにしっかりとすすぎ、肌荒れの原因に繋がらないように注意が必要です。
- 長時間の入浴は肌を乾燥させることがあるため、短時間で済ませ清潔で快適な状態を保ってください。
- 衣類の選び方
- 通気性の良い素材:綿やリネンなど通気性の良い素材の服を選び、汗を吸収しやすいものを選びましょう。
- 適度な着替え:汗をかいたら、こまめに着替えをさせて肌を清潔に保ちます。
- おむつのケア
- おむつかぶれの予防:うんちの時はぬるま湯でお尻を優しく洗い、乾燥してから新しいおむつをつけます。必要に応じて、プロペトや保護クリームを使用して下さい。
- おむつ替えの頻度:おしっこやうんちでかぶれないように、おむつはこまめに替えてあげましょう。
暑い夏でも、ご機嫌で過ごす秘訣だね!
体調管理のポイント③夏の保湿のポイント
夏は一日中エアコンを使用して過ごすことが多く、部屋の空気が乾燥しやすくなります。
また、紫外線を浴びたり、頻回なシャワーや沐浴などで肌は乾燥しやすい状態になっています。
しっかりと保湿をしてあげることが大切ですよ。
夏の保湿のポイントについて説明するね!
- ローションタイプの保湿剤を使う
- ローションタイプは、肌にスッと馴染みが良くベタつかずに保湿効果を発揮してくれ、サラサラしています。
- 入浴後の保湿
- タオルで軽く押さえた後に、まだ湿っている状態で保湿剤を塗ると、保湿効果が高まります。
- 朝と夜の保湿
- 朝と夜の2回、夜はしっかりと保湿することで、寝ている間に肌が乾燥するのを防ぎます。
- 特に乾燥しやすい部分に注意
- 顔、肘の内側、膝の裏、おむつ周りなど、特に乾燥しやすい部分には重点的に保湿剤を塗りましょう。
- 汗をかいたらすぐに着替えたり、通気性の良い衣類を選ぶことで肌の乾燥トラブルを防げます。
沐浴後やシャワーの後には、赤ちゃん用の保湿クリームやローションで肌を保湿しましょう!
夏はたくさん汗をかくので、汗を拭いたり洗い流したりするたびに、肌を守るバリア機能が壊れてしまいます。
こまめに保湿剤を塗って、肌トラブルを避けよう!
体調管理のポイント④生活リズムを整える
赤ちゃんの生活リズムを整えるのは、生後3〜4ヶ月頃からが適していると言われています。
この頃になると、赤ちゃんの体内時計が少しずつ発達し始め、昼と夜の区別がつきやすくなります。
生活リズムを整えるための時期別のポイントを紹介していくね!
生後0〜3ヶ月
新生児期は昼夜の区別がつかず、授乳やおむつ交換で時間に関係なく起きることが多いです。
この時期は無理にリズムを整えようとせず、赤ちゃんのペースに合わせることが大切◎
生後3〜4ヶ月
朝がきたら太陽の光が感じられるようにカーテンを開けて、決まった時間に寝かせる習慣をつけましょう。
赤ちゃんの生活リズムが徐々に整ってき焦らず、赤ちゃんのペースに合わせながら、少しずつリズムを作っていくことが大切◎
生後6ヶ月以降
この頃には、生活リズムがかなり安定してくることが期待できます。
決まった時間に起きる、寝る、離乳食、昼寝のスケジュールを作り、安定した生活リズムを保つようにします。
生活リズムがあると、赤ちゃんのペースの中でもママの日々のスケジュールも立てやすいよ!
夏の暑さ対策を覚えて夏を乗り越えよう
夏の暑さから赤ちゃんを守ってあげるには、さまざまな対策がありました。
赤ちゃんと迎える初めての夏も、暑さ対策をおさえておくだけで心強いですね。
完璧じゃなくても、良いんだよ◎
ママのやってあげられる範囲で配慮してあげようね!
赤ちゃんの夏の暑さ対策については、次の通りです。
- お部屋でおさえておきたい暑さ対策ポイント
- ベビーカーで使える暑さ対策グッズ
- 抱っこ紐で使える暑さ対策グッズ
- お部屋で使える暑さ対策グッズ
暑さ対策ポイントやグッズを上手く活用して、夏の暑さから赤ちゃんを守っていきましょう。
今回の記事で、ママにとって安心して夏を乗り切るための参考になっていると嬉しいです。
赤ちゃんだけでなくママやパパも、生活リズムや水分補給のタイミングなどに気をつけて過ごすようにしましょうね。
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