この記事では、赤ちゃんが離乳食を食べないときの理由と対策方法について紹介していきます。
「離乳食を食べてくれないけどどうしたらいいの?」という悩みを抱えるママは、多いです。
赤ちゃんの反応に、ママも心配になっちゃうよね…
離乳食を食べてくれないことは珍しいことではないですが、ママにとっては不安やモヤモヤが募りやすいです。
- 離乳食の進め方のポイントを知りたい
- 赤ちゃんが離乳食を食べない理由が分からない
- 離乳食を食べてくれないときの対策方法を知りたい
まずは、離乳食をあげる時期やタイミングを見直す必要があります。
赤ちゃんにも個人差があるので、月齢に捉われず赤ちゃんのペースにあっているか確認して進めていきましょう!
食事って楽しいな!って思ってもらえることが大事◎
離乳食の進め方のポイントや理由と対策方法に分けて詳しく紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
離乳食の進め方のポイント
離乳食は飲むことから食べることへのステップアップ
おっぱいやミルクを「飲む」ことから、食事を「噛んで食べる」ことができるようになるための練習時期です。
固形のものを食べられるようになるまでには、焦らず、ゆっくりと慣れていきましょう!
離乳食は素材の味を生かした薄味が原則
赤ちゃんの腎臓や肝臓の働きはまだ未発達なので、過剰摂取は内臓に負担をかけます。
濃い味ばかり食べていると、薄味のものに満足できなくなってきます。
味覚の発達に大事な時期を食材そのもののおいしさで、味わわせてあげることが大切です。
赤ちゃんのペースに合わせてだんだんとステップアップ
いきなり形状を次の段階にステップアップするのではなく、前の段階のものを混ぜながら、ゆっくり慣れていきましょう。
体調をくずして食欲がないようなら、一旦お休みしたり前の段階に戻してみることも◎
順調に進まなくても、焦らず赤ちゃんのペースで進めることを忘れないでください。
赤ちゃんの食べたい意欲を大事に。楽しい雰囲気を作ってあげよう!
せっかく用意した離乳食を食べてくれず、イライラになっていないか振り返ってみましょう。
食事が楽しいことをママが自ら伝えていくようにしてみましょう。
「いっしょに食べようね」、「おいしいね」と声をかけながら、楽しく、おいしく食べられる雰囲気を作っていきましょう。
赤ちゃんの成長に合わせてゆっくりと進めていくこと、家族みんなで楽しい雰囲気作りが離乳食を進める上で1番大切だよ。
赤ちゃんが離乳食を食べないときの理由
赤ちゃんの離乳食は、月齢にあったご飯のやわらかさや大きさ、味といった「進め方の目安」が存在します。
月齢別の離乳食を食べないときの理由と全月齢に共通する理由について以下の4つに分けて紹介していきます。
- 離乳食初期
- 離乳食中期
- 離乳食後期
- 共通する理由
離乳食を食べないときの理由を知って、赤ちゃんの気持ちを理解してあげましょう!
離乳食初期(生後5ヶ月〜6ヶ月)
今まで母乳やミルクしか口にしてこなかったので、初めての味・匂い・食感に驚いて拒否してしまうことも多々あります。
この時期は主に母乳やミルクで栄養をとっていくので、食べることに慣れていくことが1番の目標です。
嫌がったら一旦終わりで良いですよ◎
離乳食のスタートは、1日1回の離乳食の中から10~20%程度の栄養をとる練習からです。
食べないようであれば、いつも通り授乳して様子を見ていきましょう。
- ミルクでお腹が満たされていている
- まだ食べ物に興味がない
- 反射的に口の外に押し出してしまう(哺乳反射)
- 離乳食の開始時期が早かった
授乳の前に離乳食をあげることが理想的ですが、お腹が空きすぎて逆に食べてくれないこともあります。
まだ食べ物でお腹を満たす認識が、赤ちゃんにはまだ薄いよ!
授乳してから再チャレンジもあり◎
哺乳反射がある場合は離乳食を無理にスタートするのはやめて、焦らず4〜5日待って開始してみましょう!
離乳食中期(生後7ヶ月〜9ヶ月)
離乳食に少しずつ慣れてきた時期は、赤ちゃんも口や味覚がだんだん発達してくるので、離乳食にも工夫が必要になってきます。
食べてくれない原因の多くは、口の発達に食べ物の硬さがあっていないことが考えられます。
この時期の赤ちゃんは、形のあるものを舌と上あごで潰し、飲み込めるようになるのが目標です。
食材の形状は急に変えないようにして、ペースト状のものの中に織り交ぜて徐々にステップアップ◎
初期はドロドロのペースト状なので、そこからどの程度の硬さが望ましいのかママの判断が難しくなります。
絹ごし豆腐くらいがベストな硬さの目安だよ♪
- 味覚が発達してきて、これまでの単調な味では満足できない
- さまざまな味を知って、好き嫌いが出てきた
- 食材が大きすぎる
- 野菜の繊維質が残って飲み込みにくい
- 食材が硬過ぎる
この頃の離乳食は、1日2回を目安にして30~40%程度食事から栄養をとることが望ましいです。
この頃の赤ちゃんは、まだまだ栄養源の半分以上は母乳やミルクだよ!
食べ物を飲み込むことが、苦手な赤ちゃんもたくさんいるから、焦らないでね♪
離乳食後期(生後10ヶ月〜12ヶ月)
赤ちゃんに少しずつ歯が生え始め、歯ぐきで食べ物をつぶす力がついてきますよ。
今までは舌を使っていましたが、離乳食後期になると上下の歯茎を使って食べられるように。
主な食べてくれない原因は、自分のペースで食べたいと主張していることが考えられます。
この時期は、手づかみ食べを組み合わせると食べてくれることが多いよ!
赤ちゃんは手づかみで食べることで、口の中で食べ物をつぶして飲み込める量を学習していると言われています。
「自分で食べたい」の欲求を満たして、意欲を育ててあげましょう。
- 他のことに気を取られてしまい食べたくない
- さまざまな味を知って、好き嫌いが出てきた
- やわらかすぎ/かたすぎなど、赤ちゃんに適していない
この頃の離乳食は1日3回となり、離乳食からとる栄養も60~70%と高くなってきます。
栄養バランスを少し意識して、離乳食を進められたら理想♪
大人と同じように満腹を感じると食べなくなることもあるので、無理に食べさせる必要はありませんよ。
全月齢に共通する離乳食を食べないときの理由
全月齢に共通する離乳食を食べないときの理由を3つ紹介します。
共通する理由①ママの心配やイライラが顔に出てしまっている
ついつい離乳食が進まないと焦ったり、せっかく作ったのに食べてくれないとイライラが出てしまいますよね。
赤ちゃんはママやパパの笑顔が大好きなので、ぜひリラックスして食べさせてあげてくださいね。
たとえ食べなかったとしても、食事を楽しめるよう環境を整えてあげましょう!
共通する理由②授乳でお腹が満たされている可能性がある
大人でも「お腹が空いたタイミングでないと食べたくない!」と感じるように、赤ちゃんも一緒です。
お腹が空けば、離乳食を食べてくれる可能性が高まりますよ。
離乳食前は、授乳量を控えめにして調整すると◎
共通する理由③他に興味があるものがある
周りの環境が大きく影響して、離乳食に集中できていないと、食べ進みが悪くなることもあります。
- 赤ちゃんが気になるテレビがついていないかな?
- 大好きなおもちゃが、目に見える場所に置いていないかな?
- テーブルやイスの高さが適切でないかも
とても小さいことですが、離乳食を食べるときの環境を見直してみるキッカケにしてみてください。
たったこれだけ?と思うことでも、食べるスピードや量が変わる場合もあるからね!
赤ちゃんが離乳食を食べないときの対策方法
赤ちゃんが離乳食を食べてくれないときの対策方法を5つ紹介していきます。
対策方法①離乳食を食べるときの姿勢を整える
離乳食が始まった5ヶ月ごろの赤ちゃんは、ほとんどの赤ちゃんがお座りできない状況。
最初のうちは、姿勢は授乳よりも少し起こすぐらいの位置で、大人が抱っこして食べさせると良いです◎
バウンサーや背もたれのあるラックに座らせてあげると離乳食をあげやすいです。
赤ちゃんの顔を見ながら、自然な姿勢で離乳食を食べさせられるよ!
Baby Bjorn(ベビービョルン)のバウンサーなら、3段階のリクライニングができて、離乳食を食べる姿勢も安定しています。
食事で汚れてしまったときもサッと取り外して、簡単に洗濯機で洗えます♪
\離乳食以外でも普段使いにも大活躍/
2. ベビーフードを活用する
離乳食に慣れてくると、口や味覚がだんだん発達してくるので、離乳食にも工夫が必要になります。
それまでご機嫌で食べていたものでも、急に食べなくなることがあるよ
ママだけでは難しいアレンジも、市販のベビーフードを試してみることで、赤ちゃんの離乳食を食べない行動にも変化が出るかも知れません。
実際に「手作りの離乳食は食べないけれど、ベビーフードなら食べた」というママの意見も多く見られます。
おすすめのベビーフードを2つ紹介していきます。
①カインデスト 国産 離乳食セット
毎日の離乳食作りに加えて赤ちゃんが食べてくれないと、ママにとって負担になることも。
いつもと違った味や食感の離乳食を用意すると、赤ちゃんも興味を持ってくれるかも知れませんよ。
最適な栄養バランス、国産の安全な食材だけで作られているベビーフードです。
月齢別の離乳食が用意されていて、食べさせたい分だけを取り出し保存できるため、少量からチャレンジできます。
お出かけ中にも、安心して持っていけるパウチタイプなところも良いね◎
\栄養満点ベビーフードはこちら/
②たべリングうどん
離乳食後期になってくると、自分で食べたい気持ちが強く育ってきます。
小麦アレルギーでも心配ない手づかみ食べにも最適な「たべリングうどん」は、赤ちゃんの離乳食にも人気ですよ。
ハサミで細かく切り刻むこともしなくて良いから、ママにとっても画期的!
フォークを使う練習中の赤ちゃんにも、口まで運びやすい形に作られています。
「1人で食べることができた」の喜びを一緒に共有することで、赤ちゃんもママも自然と笑顔になりそうですね。
\離乳食後期の赤ちゃんにオススメ/
3.離乳食を一段階戻す
用意した離乳食を食べたがらないときが続く場合は、一段階戻したとこから、再開すると良いですよ◎
硬さや大きさへの抵抗などが考えられるので、無理に食べさせず、食べられるものから徐々にを大切にしてください。
例えば、風邪をひいて離乳食を一時中断してしまったときも、一段階戻って様子を見ながら進めていく方法もあるよ!
4.栄養価の高いものを選ぶ
離乳食を食べてくれない日が続くと、栄養のバランスが気になってきますよね。
そういった場合は、少量でも栄養価がものを選ぶと安心です。
手軽に用意ができて、栄養価の高いものを2つ紹介していきます。
①オートミール
オートミールは、オーツ麦を食べやすく加工したものです。
鉄分や食物繊維が豊富なことから、最近、日本でも注目を集めています。
オートミールは、粉ミルクや牛乳・水などを加えることで、すぐに食べさせられることができます。
赤ちゃんのお腹すいちゃったの緊急事態でも、すぐに栄養価の高い離乳食が用意できるよ♪
\離乳食では取りにくい栄養もカバーしてくれる/
②粉ミルクを使ったアレンジ料理
離乳食に混ぜたアレンジレシピを用意すると、とりにくい栄養素を補うこともできます。
赤ちゃんの鉄・カルシウムを100%サポートできることもポイントです。
オートミールに混ぜたり、その他にもミルクを使ったクリーム煮など、さまざまな離乳食にも変身してくれます。
\離乳食のアレンジレシピにも大活躍/
5.食べやすいスプーンや道具を取り変えてみる
赤ちゃんがスプーンを見るだけで、嫌がって食べたがらないことはないですか?
離乳食を食べているときに、椅子に座らせるとすぐに立ち上がって落ち着かない行動が見られませんか?
そのような行動が多々みられる場合は、使っているスプーンなどの道具を取り替えてみましょう。
例えば、スプーンを変えたら、食べるようになった!なんて声はよくあるんだよ。
焦らずに赤ちゃんペースで離乳食を進めていこう!
赤ちゃんの離乳食を食べてくれない行動には、しっかりとした理由がありましたね。
ママも一生懸命に赤ちゃんのことを考えて離乳食を用意しているので、疑問に思ってしまうことも当然です。
あれこれと頑張りすぎず、赤ちゃんのお気に入りのご飯を中心に、完了食まで乗り越えましょう!
最後にもう一度おさらいとして、離乳食を食べてくれない理由をまとめて紹介します。
離乳食を食べない理由は、離乳食の進行具合によってさまざまであることを再確認してみてください。
まずは、赤ちゃんにとって「食べる」ということは、想像以上にとても大変だってことを知ってあげようね!
赤ちゃんの成長や発達に合った離乳食を意識して、赤ちゃんの様子をよく観察することが解決への一歩です。
なかなか食べてくれない時は「こんなものか」と気負いせず、早めに切り上げたり、思い切って少しお休みしたりしてママも冷静に付きあっていける距離感を保ちましょう。
赤ちゃんの成長ペースに合わせながら、食べることの楽しさを教えてあげてください♪
この記事で紹介した内容を参考に、赤ちゃんの離乳食に対する不安な気持ちが少しでも和らいでくれると嬉しいです。
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