この記事では、赤ちゃんの手が冷たい理由と対策方法について紹介しています!
- 赤ちゃんの手が冷たいけどこれって正常?
- 赤ちゃんが寒そうで心配
- 手が冷たいときどうしたらいいか知りたい
赤ちゃんの手が冷たいと寒くないか、何か病気ではないかと心配になりますよね。
でも実は、赤ちゃんは体温調節機能が未熟なので、手が冷たくなるのはよくあること。
大丈夫なことが多いから、そんなに心配しなくてもOKだよ。
心配な場合は、手ではなく「背中」や「お腹」の温度を確認してみましょう。
触ってみて、
背中やお腹が温かければ問題ありません
この記事では、赤ちゃんの手が冷たい理由から、手が冷たいときに確認すべき症状や対策方法についてお伝えします!
心配無用!赤ちゃんの手が冷たい3つの理由
赤ちゃんの手が冷たいと、「寒いのかな?温めてあげた方がいいかな」と考えるのが普通かと思います。
ですが、赤ちゃんは手が冷たくてもそれが正常で、元気なことがほとんどです。
赤ちゃんの体は、大人とは違うから手が冷たくてもそんなに気にしなくて大丈夫!
まずは、赤ちゃんの手が冷たい理由について説明します。
① 皮下脂肪が少ないから
赤ちゃんは、大人に比べて皮下脂肪が少ないため、外気の影響を受けやすいです。
そのため、外気温が低いと手足の温度も合わせて低くなってしまいます。
皮膚から体温が逃げやすいってのもあるから、手足が冷たくなっちゃうんだ…。
② 体温調節機能が未熟だから
赤ちゃんは、寒い環境下になると、体の熱を逃がさないよう手足など末端の血管を収縮させます。
- 血流が減少する
(=皮膚表面が冷たくなる) - 体内の熱を外に逃さない
体温を保持するために血管を収縮させて、その結果、手足が冷たくなっているんだね!
また、そもそも赤ちゃんは手足の血管が細いです。
そのため血流が十分に行き渡らず、手足が冷たく感じる場合があります。
③ 新陳代謝が活発だから
赤ちゃんは新陳代謝が活発なため、「体内で作られる熱によって体温が上昇する」といった特徴があります。
この熱が体内にこもらないよう、赤ちゃんは手足を冷たく保ち、熱を放出しています。
手が冷たいのは、熱を放出できている証拠!
ただ、赤ちゃんは皮膚や皮下脂肪が薄いため、熱を放出する能力はまだまだ未熟だよ。
要注意!手が冷たくて異常なケースとは?
手が冷たいときにまず確認したいのが「お腹や背中の温度」です。
お腹や背中が温かいなら、心配しなくて大丈夫!
ただし、赤ちゃんの顔色が悪い、元気がないなどの症状がある場合は注意が必要です。
もし、手足の冷たさに加えて、以下のような症状があれば赤ちゃんが寒がっているサインかも…!状況に応じて受診を検討しよう!
それでは早速、1つずつ見ていきましょう!
全身が冷たい
- 背中やお腹も冷たい
- 赤ちゃんの元気がない
と、体全体が冷たく元気がない場合は、体温が低下している可能性があります。
顔色が悪い
顔色が悪い場合は、注意が必要です。
合わせて、唇や爪が青白くなっていないか確認しましょう。
体温調節がうまくいっていないサインだよ。
- 手足の血色が悪いけど大丈夫?
-
血流不足のサイン。手足だけであればそこまで気にせずOK!
機嫌が悪い
赤ちゃんがぐずる場合、寒さが原因で機嫌が悪くなっている可能性があります。
赤ちゃんの冬の服装についてはこちらの記事をチェック!赤ちゃんが寒くないように調整してあげてね!
哺乳ができない
おっぱいやミルクを飲まない、飲みが悪いといった場合、体調不良や寒さを感じている可能性があります。
哺乳できないと心配だよね。体調不良で食欲が落ちているのかも。
発熱がある
以下の症状がある場合、風邪などの感染症にかかっているかもしれません。
- 手足が冷たい
- ぐったりしている
- 体温が高い(発熱している)
特に赤ちゃんは体温調節機能が未熟なので、注意深く観察してあげましょう。
手が冷たいときの対策方法
赤ちゃんの手が冷たいときは、体全体の体温や他の症状とも合わせて観察することが大切です。
赤ちゃんが寒がっているサインが見られる場合は、適切な対策をしてあげよう!
実際に、どんな対策方法があるのか、紹介していきますね!
適切な室温と湿度を保つ
赤ちゃんの体温調節には、室内を適切な温度に保つことが重要です。
室温に合わせて、湿度も適切かチェックしてみてね!
夏:26~28度
冬:18~20度
夏:50%~60%
冬:40%~60%
冬は特に乾燥するから、加湿器があると便利だよ!
今の時期は加湿器を使う他に、洗濯物を室内干しにするなどの乾燥対策も◎
衣類や寝具を調整する
お腹や背中が冷えないよう、衣類やブランケット等で調整してあげましょう。
ただ、厚着のしすぎには注意が必要です。
寒いとついつい温めたくなっちゃうけど、過剰な保温はNGだよ!
温めすぎのリスクは以下の通りです。
- 汗をかくことで、逆に体温が下がる
- 上手く熱を逃がせず、体温調節ができなくなる
- 体の中に熱がこもり、乳幼児突然死症候群のリスクが上がる
また、寝具については、掛け布団の使用は避けた方が良いと言われています。
掛け布団を使用すると…
・顔にかかって窒息する恐れがある
・乳幼児突然死症候群のリスクが上がる
乳幼児突然死症候群についてはこちらの記事をチェック!
このようなリスクを避けるためにも、掛け布団ではなくスリーパーの使用が推奨されています◎
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また、赤ちゃんの冬の服装については、以下の記事で詳しく紹介しています!
状況に応じてミトンを使用する
室温が低すぎたり、外出時に風が冷たかったりと赤ちゃんが寒そうな場面で使用しましょう。
「赤ちゃんの手が冷たいから」というだけの理由では、基本的にミトンは使用しなくてOK!
なぜなら、赤ちゃんは手を使ってさまざまな物の感触を学んでいるから◎
ミトンをつけると、手で感触を感じられず、赤ちゃんの成長を妨げてしまう可能性があります。
状況と赤ちゃんの様子を見ながら、防寒対策として必要な場合のみミトンを活用するのがいいよ。
医師へ相談する
手足が冷たい以外に、普段と違う様子が見られる場合は医療機関への受診も検討しましょう。
詳しくはこちらをチェック ▶︎ 手が冷たいときに確認すべき症状
何か気になることがある場合は、医師に相談すると不安も解消されて安心だよね。
赤ちゃんの手が冷たいのは正常なこと
この記事では、赤ちゃんの手が冷たい理由と、確認すべき症状と対策方法についてお伝えしました!
まだ体温調節が上手くできない赤ちゃんの性質上、手が冷たくなるのは自然なことなので心配する必要はありません。
手が冷たい以外の体調不良のサインがない限り、ほとんどの場合が大丈夫だよ。
とはいえ、寒い冬は特に「赤ちゃん、寒くないかな…?」と心配になりますよね。
手が冷たいのに加えて、以下のような症状が見られる場合は、注意が必要です。
これらの症状がなければ心配しなくて大丈夫◎赤ちゃんも、寒いなど不快なことがあるときは、泣いて知らせてくれるよ!
初めての育児では、分からないことも多く不安になるかもしれません。
ですが、紹介した対策方法を取り入れながら、赤ちゃんが心地よく過ごせるよう意識してみてくださいね♪
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