この記事では、赤ちゃんの予防接種は受けない方がいい?という疑問と、メリットデメリットを紹介しています!
- 赤ちゃんの予防接種は受けない方がいいの?
- 予防接種のメリットデメリットを知りたい
- よくある副反応を知りたい
赤ちゃんが生まれてから間もなく始まる「予防接種」は、親として大切な選択のひとつです。
予防接種には、病気のリスクを減らしますが、副反応や健康上の懸念から「赤ちゃんの予防接種は受けない方がいい?」と考える方もいます。
予防接種についても、賛成と反対の意見があり、受けるべきか悩む家庭も多いと思います。
どちらの選択も子どもの健康を守るための大切な選択肢なので、迷ったときは、まず自分が『正しい知識を持っているか』を確認してみてください。
この記事では、予防接種を受けることのメリット・デメリットを分かりやすく紹介します。
予防接種のメリット
赤ちゃんは、ママからへその緒や母乳を通じて移行抗体と呼ばれる免疫をもらい、最初のうちは病気にかかりにくくなっています。
この免疫は一部の病気に対するものだけで、生後6か月ごろにはなくなってしまいます。
そこで赤ちゃんの健康を守る役割を果たすのが、予防接種です。
特に、ヒブ、肺炎球菌、ロタウイルス、B型肝炎、百日咳などの感染症は、重症化しやすく、場合によっては入院が必要になったり、命に関わることも。
適切な時期に予防接種を受けることで、赤ちゃんの体にしっかりとした免疫をつけられます。
そのほかにも予防接種にはメリットがたくさんあるので、詳しく紹介していきます。
免疫については、こちらの記事も併せてチェックしてくださいね!
1. 病気の重症化や感染拡大のリスクを下げる
予防接種の最大の目的は、重篤な病気に対する免疫をつけることです。
赤ちゃんは生まれたばかりで、ウイルスや細菌に対して十分な免疫を持っていません。
予防接種を受けることで、感染した際に症状が重くならないよう体を守ります。
赤ちゃんのうちに免疫をつけると、大きくなったあとも健康を保てるのが大きなメリットです◎
2. 集団免疫をつくる
予防接種の普及は、集団免疫の形成にもつながります。
多くの人が免疫を持つことで、赤ちゃんや免疫力の弱い人々が感染しにくくなる環境が作られます。
特に、赤ちゃんが頻繁に接する家庭や保育施設での感染症拡大を抑える役割が大きいよ!
集団免疫で赤ちゃんだけでなく社会全体も守られるため、家族や社会を思う方には予防接種が一つの選択肢になります。
予防接種を受けない場合のデメリット
予防接種は任意ですが、もしワクチンを接種しなかったら、赤ちゃんが感染症にかかるリスクが高くなったり、重症化のリスクが上がったりします。
赤ちゃんは免疫が弱いため、感染症で合併症や命の危険が伴うことも。
予防接種を受けない場合のデメリットについて、詳しく説明していきますね。
1. 感染リスクが高まる可能性
予防接種を受けない場合、感染症に対する免疫が十分に備わらないため、感染リスクが高まることが考えられます。
特に集団生活や外出が増える年齢になると、感染の可能性が広がりやすくなるよ。
例えば、保育園や幼稚園では、風邪や感染症が流行しやすいため、予防接種を受けていない子どもは感染リスクが高まる可能性があるでしょう。
2. 重症化のリスクが上がる
予防接種は病気の重症化を防ぐことが期待されていますが、接種を受けていないと感染時のリスクが増すと言われています。
例えば、肺炎や髄膜炎などの重篤な合併症を引き起こすこともあり、乳幼児は特に体力が弱いため、症状が進行しやすいのが特徴です。
重症化の可能性があるため、予防接種は慎重に検討する必要があるよ。
予防接種を受けない場合のメリット
予防接種を受けない選択には、いくつかのメリットも考えられます。
たとえば、予防接種による副反応やアレルギー反応の不安が減るため、赤ちゃんの体への負担が軽くなる可能性があります。
また、赤ちゃんが本来もっている自然な免疫力を育てたいと考える方もいます。
それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
1. 副反応への不安が軽減される
予防接種には軽度な副反応が起こることがあります。
例えば、注射部位の腫れや赤み、発熱などが一般的です。
中にはアレルギー反応やショック症状など、稀に重い副反応が発生することも。
予防接種を控えることで、こうした副反応に対する不安が軽減されると考える方もいるでしょう。
2. 自然免疫の発達をサポートできる
予防接種を避ける理由として、「自然免疫」を大切にしたいと考える方もいます。
予防接種による人工的な免疫ではなく、日常生活の中で自然に免疫をつけることで、赤ちゃんの体が本来持つ力を引き出すことを意識する方もいます。
自然免疫のみに頼る場合は、日常の感染対策や衛生管理に細心の注意が必要だよ!
風邪や感染症を予防するために、手洗いや消毒、感染が広がる場所を避けるなどの対策を日常的に行うことが大切になってきます。
よくある副反応
予防接種は、重症化しやすい病気を防ぐ有効な方法です。
ただし、接種後に熱や機嫌の悪さ、腫れやしこりが出ることがありますが、ほとんどは2~3日で自然に治ります。
これを副反応といい、多くは一時的な体の反応です。
副反応が怖いと感じる人もいますが、重い副反応は非常にまれだよ。
よくある副反応について紹介していきます!
発熱
起こる頻度は生後2か月の初回予防接種時には3〜5%程度、2回目以降では約10%の赤ちゃんに発熱がみられます。
接種した日の夜や翌朝に発熱することが多いです。
高熱になることもありますが、体調が良ければ半日ほどで自然に熱が下がることが一般的です。
発熱の原因が接種による副反応か、他の感染症によるものか判断が難しいこともあるよ。
全身の調子がよく発熱のみであれば、夜間は様子を見ても大丈夫ですが、
- 元気がない
- 泣き声が弱い
- 哺乳量が減る
- 尿の量が少ない などの変化があれば早めに医師の診察を受けましょう。
特に生後2か月頃は感染症への抵抗力が弱いため、慎重な観察が必要です。
接種部位の反応(赤み、腫れ、硬結(しこり))
接種部位の反応(赤み、腫れ、硬結(しこり))の反応は約半分の赤ちゃんに、目立つ腫れは10〜20%程度に見られます。
接種日の夜や翌日に見られることが多いですが、数日後に現れる場合もあります。
多くの場合、治療は不要で数日内におさまりますが、しこりが1か月ほど残ることもあるよ。
下痢(ロタウイルスワクチンの副反応)
下痢(ロタウイルスワクチンの副反応)は5%未満の赤ちゃんにみられます。
接種してから数日後に見られることが多いです。
軽い下痢が起こることがあり、通常数日で治まるため特別な対応は不要だよ!
予防接種を受けるかどうか判断をする際のポイント
予防接種を受けるかどうかは、それぞれの家庭や親の価値観、また赤ちゃんの体調によって異なります。
どちらの選択も赤ちゃんの健康を守るための考え方であり、「受ける」「受けない」どちらが正しいということはありません。
大切なのは、情報をよく調べ、自分の子どもにとって最適な選択ができるよう心がけることです。
迷ったときは、まず自分が『正しい知識を持っているか』を確認してみてくださいね!
予防接種に対する不安がある場合は、かかりつけの医師や専門家に相談し、疑問点を解消しておくと安心です。
接種スケジュールや副反応についても、詳細な説明を受けた上で理解し、判断材料として役立てると良いでしょう。
また、予防接種を受けない選択をした場合も、赤ちゃんが健康に成長できるよう、日常生活での感染対策をしっかり行うことが大切です。
まとめ
赤ちゃんの予防接種は受けない方がいい?メリットデメリットを紹介してきました!
赤ちゃんの予防接種は受けない方がいいと考えている方は多いと思います。
予防接種を受けるかどうかは、慎重に考えたいテーマですね!
予防接種には感染症のリスクを抑え、重症化を防ぐ効果が期待できる一方で、副反応や自然免疫の発達を重視する考えもあります。
どちらを選んでも、親として赤ちゃんの健康を第一に考える気持ちがあることは変わりありません。
家族の考え方や赤ちゃんの体質を踏まえ、必要な情報を取り入れながら、自分の判断に自信を持てるようにしましょう。
赤ちゃんの免疫については、こちらの記事も併せてチェックしてね♪
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