この記事では、母乳が出なくなる原因や、母乳が出なくなった場合の復活方法と対策を詳しく解説します!
- 母乳が出なくなるのには原因があるの?
- 母乳の復活方法を知りたい
- 母乳が出なくなったらどうしたらいい?
母乳育児において、母乳は赤ちゃんの大切な栄養源となります。
そんな中、母乳の量が減ったり、母乳が出なくなったりするとママは心配になりますよね。
色んな理由で、母乳が出なくなる場合があるよ。
前提として、母乳は赤ちゃんが飲んだ量だけまた作られる仕組みになっています。
出ていく母乳の量が少ないと「必要な量はこれくらいなんだ」と体が判断し、母乳の生産量が減る悪循環に陥ってしまいます。
そのため、まずは母乳が減ってしまった原因を知ることが大切です。
原因に応じて適切な対策を行ったら、ほとんどの場合、再び母乳を復活させることができるよ◎
それでは早速、母乳が出なくなる原因を紹介し、母乳が出なくなった時の復活方法や対策をお伝えするので参考にして下さいね!
母乳が出なくなる原因
母乳が出なくなるのには、いくつか原因が考えられます。
母乳の分泌は再開できることが多いから、まずは原因を知って改善するのが大事だよ。
母乳が出なくなる原因を紹介するので、まずはご自身の生活の中で、思い当たる節がないか振り返ってみましょう◎
母乳が増えるメカニズムや、おっぱいケアについてはこちらの記事にまとめています!
授乳間隔が長い
母乳は、必要な分だけ作られる仕組みなので、授乳間隔が長くなると母乳量も減ってしまいます。
これには、母乳の分泌作用があるプロラクチンというホルモンが関係しています。
母乳の産生を促進する働きをもつ
赤ちゃんがおっぱいを吸う刺激によって分泌される
そのため、授乳間隔が空いて乳頭に刺激がいかないと、プロラクチンの分泌が減って母乳量も減る悪循環に…。
赤ちゃんのラッチオン(吸着)が不十分
赤ちゃんが乳首を正しくくわえられていないと、乳頭に十分な刺激が得られず、母乳の分泌が減少してしまいます。
赤ちゃんが乳首を吸おうとする動作に合わせて、ママが上手に乳首を赤ちゃんに吸着させる動作のこと
正しいラッチオンは、口を大きくあけて乳輪ごとくわえこむように深く吸着した状態だよ◎
ラッチオン(吸着)が正しくできない原因は、以下のようなことが考えられます。
- 赤ちゃんが大きく口を開けずに飲んでいる
- 赤ちゃんやママの体勢が悪い
ラッチオンが上手くいかず「浅飲み」になってしまうと、以下のような悪循環に陥ります。
- 母乳が少ししか出ない状態が続く
- 体が「必要な母乳はこれくらい」と判断する
- 母乳の産生量が減少する
ママの水分・栄養不足
ママが摂る水分や食事は、母乳に直結しています。
特に、母乳の約90%は水分で作られているよ!
そのため、ママの食事の栄養が偏っていたり、水分摂取量が不足したりしていると、当然母乳にも影響が現れてしまいます。
1日あたり、2リットルくらいの水分摂取が必要と言われているよ!
ストレスや体調不良
産後は、初めての育児や寝不足が原因で、疲れやストレスが溜まってしまいますよね。
精神的なストレスや体調不良は、母乳の出にも影響を与える場合があるので注意が必要です。
特に、産後はホルモンバランスも乱れやすくなってストレス過多になりやすいよ。
卒乳が近い
離乳食が始まり、赤ちゃんの食事量が増えてくると自然と授乳回数も減ってきます。
授乳回数が減ると、母乳の分泌量も減少するよ!
離乳食から栄養を摂れているようであれば、母乳が出なくなってきたタイミングで卒乳を検討してもいいかもしれませんね◎
卒乳のタイミングはこちらの記事をチェック!
母乳復活のためにやるべき5つの対策
母乳の分泌は、ほとんどの場合復活するので、早めに適切な対処法を行ってあげるのがポイントです。
母乳が出なくなってきたと感じたら、以下の5点を意識してみましょう。
1. 授乳回数を増やす
授乳間隔が長いと、作られる母乳量も減ってしまうので、まずは授乳回数を増やしましょう。
赤ちゃんにおっぱいを飲んでもらうことで、プロラクチンが分泌され、母乳の産生が促進されます。
1日8回以上の授乳が理想的だよ◎
赤ちゃんに授乳できるタイミングが取れない場合は、こまめに搾乳して母乳を排出させましょう。
とにかく「母乳を出す→母乳を作る」の循環を回して分泌量を増やすことが大切です。
2. 正しいラッチオン(吸着)を確認する
赤ちゃんのラッチオンは適切に行えていますか?
ラッチオンが不十分だと、乳首への刺激が不十分になって母乳量の減少に繋がってしまいます。
授乳は時間よりも吸い方の方がとっても重要!
正しいラッチオンの確認するポイントは以下の通りです。
ポイント① 抱き方
- 少し後ろにもたれかかる
- 胸を張る
- 赤ちゃんの口元をおっぱいの位置に持ってくる
このとき、授乳クッションや足台などを使って調整すると◎
ポイント② おっぱいの支え方
- 手をUの字にして軽くつぶして赤ちゃんの口に含ませる
ポイント③ おっぱいのくわえさせ方(ラッチオン)
- ママの乳輪が赤ちゃんの口の中に全部隠れるくらい
- 大きな口で深くくわえさせる
3. 水分・食事をしっかりとる
母乳をしっかりと作るためにも、水分摂取とバランスの良い食事を心がけましょう。
食事は、タンパク質や鉄分、カルシウムといった栄養素をバランスの良く摂ることが大切です。
忙しいと忘れてしまいがちですが、水分は特に意識して飲むことが大切です。
1日約2リットル程度の水分摂取が必要と言われているよ◎
水分補給をしながら、母乳量アップを見込めるハーブティー「ミルクアップブレンド」もおすすめです!
農薬不使用の国産ハーブを使用しており、体を内側から温めて母乳を増やす手助けをしてくれます。
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ティーバッグで簡単に作れるので、朝水筒にまとめて作っておくと授乳の合間に手軽に飲むことができますよ◎
水分を摂りながら、母乳の分泌も促せるから一石二鳥だよ!
4. リラックスする
ストレスは母乳にも影響を与えてしまいます。
母乳のためにも、休むのってとっても大切。
リラックスすると、別名「幸せホルモン」と呼ばれるオキシトシンが分泌されます。
子宮の収縮を促進するホルモン
子宮の回復を促したり、母乳の分泌にも関与している。
好きなお菓子を食べたり、休憩したりすることで、赤ちゃんに接するときの気持ちの余裕にも繋がります。
赤ちゃんのことを可愛い♡と思う気持ちでもオキシトシンが分泌されて、母乳が自然と出てくるようになるよ!
5. おっぱいマッサージを行う
おっぱいマッサージも母乳の復活に効果的です。
母乳が増えるおっぱいマッサージのやり方は、以下の動画を参考にして下さい◎
自己流だとうまくいかないことも。
マッサージしても改善しないときは、近くの助産院や出産した病院の母乳外来などで相談してみて下さいね。
母乳は復活できる!適切な対策で母乳育児を楽しもう
この記事では、母乳が出なくなる原因と、母乳の復活方法についてお伝えしました。
母乳は、適切な対策を行うことで再び分泌させることが可能です。
しかし、母乳が出ない、あるいは少ない状態が続くと、体が「もう母乳は必要ないんだ」と判断して母乳の産生がストップしてしまいます。
なので、母乳を復活させたい場合は、諦めずに対策する必要があるよ!
母乳の復活方法を5つ紹介しましたが、1番は「正しいラッチオンで赤ちゃんに頻回に吸ってもらう」ことが大切です。
他にも、水分補給やストレスを溜め込まない工夫を、毎日の生活の中に取り入れていくといいですよ◎
無理してそれがストレスになると本末転倒…。
休む時間も大切にしつつ、頑張れそうな時に頻回授乳を頑張る!のが1番いいと思ってるよ♡
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