今回は、新生児から4カ月ごろまでの赤ちゃんの体重の目安や成長の目安について不安を抱いているママに向けて解説しています。
- 新生児から4カ月までの赤ちゃん体重の目安を知りたい!
- 体重以外の成長発達の目安を教えて欲しい
赤ちゃんが生まれてからの毎日は、驚きと発見の連続で、特にママがよく気にするのが「赤ちゃんの体重」ではないでしょうか?
母子手帳を見ながら「うちの子、平均より少し軽いかも」「最近あんまり増えてない気がする…」と不安になることもあるかもしれません。
でも、赤ちゃんの体重は個人差がとても大きく、「平均」や「目安」として出されている数値だけではわからないこともたくさんあります。

体重が少しゆっくりめでも、他に元気なサインが見られるなら心配いらないケースもあるよ!
この記事では、新生児から4カ月ごろまでの赤ちゃんの体重の目安や成長の目安を解説していきます。
新生児〜4カ月の体重の目安とは?


赤ちゃんが順調に育っているかどうかを見るうえで、「体重の増え方」は大切なポイントです。
でも、どれくらい増えていればOKなのか、具体的な目安を知らないと不安になってしまいますよね。
体重増加の目安は、
生後3ヶ月まで、25-30g/日の増加
生後3〜6ヶ月は15-30g/日の増加
が目安とされています。



個人差はあるのであくまでも目安にしてね!
ここでは、新生児から4カ月ごろまでの赤ちゃんの月齢ごとの体重の目安についてわかりやすくご紹介します。
新生児


生まれてすぐの赤ちゃんは、母乳やミルクを飲む練習中。
最初の3日〜1週間ほどは「生理的体重減少」で一時的に体重が減るのが普通です。



出生時体重の5~10%程度減るのが普通だよ!
多くの赤ちゃんは10日〜2週間ほどで出生時の体重に戻り、その後しっかり増えていくので焦らず見守りましょう。
男の子:2.01〜3.76kg
女の子:2.13〜3.67kg



母乳測定をしたり、足りない分はミルクで補足していこう!
新生児の特徴を詳しく書いた記事はここからチェックしてね!


生後1カ月


体重の増加が安定してくる時期で、1日あたり約25〜30gのペースで増えるのが目安です。
1カ月健診では、出生時から約1kg前後の体重増加が見られると安心です。



授乳のリズムも少しずつ整い、赤ちゃんの表情や動きにも変化が出てくる時期だよ♪
男の子:4.41〜7.18kg
女の子:4.19〜6.67kg
生後2カ月
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赤ちゃんの顔立ちや表情がはっきりしてきて、授乳量も増え、体重もぐんと伸びる頃です。
1日の増加は引き続き30g前後が目安で、母乳育児でもしっかり増えていれば安心。
よく飲んでよく寝るこの時期は、体の中で急成長が進んでいます。
男の子:4.41〜7.18kg
女の子:4.19〜6.67kg
生後2カ月の特徴を詳しく書いた記事はここからチェックしてね!


生後3カ月


首のすわりが始まったり、音や顔に反応するなど発達も進む時期。
体重は4.5〜7kg前後が目安で、赤ちゃんによって差が出始めます。
少し増え方がゆっくりでも、元気で発達が進んでいれば、成長しているサインとして見守りましょう。
男の子:5.12〜8.07kg
女の子:4.48〜7.53kg
生後3カ月の特徴を詳しく書いた記事はここからチェックしてね!


生後4カ月


体重は5.5〜7.5kg前後が平均的で、出生時の約2倍になっていることも多い時期です。



寝返りの兆しが見えるなど、運動量が増えてくる子も。
運動量が増え体重の増加ペースが落ち着く子もいますが、活動量とのバランスで自然な変化なので安心してください。
男の子:5.67〜8.72kg
女の子:5.35〜8.18kg
一般的に、男の子の方が少し体重が重めになる傾向があります。



ただし、個人差が大きいため、性別だけで判断することはできないよ!
大切なのは、赤ちゃんが「その子なりのペース」でしっかり成長しているかを見ることです。
生後4カ月の特徴を詳しく書いた記事はここからチェックしてね!


体重以外の成長の目安


体重は赤ちゃんの成長を知るうえで大切な指標です。
でも、それだけを見て「順調かどうか」を判断するのは難しいこともあります。
そんなときに役立つのが母子手帳の成長曲線や、日常の中で見られるさまざまな成長のサイン。



体重以外にも注目して、赤ちゃんの“今”をやさしく見守っていこう!
月齢ごとの平均的な体重や身長の推移をグラフにしたもので、自分の赤ちゃんの発育状況を確認するのに役立つ
グラフ内の帯(5〜95パーセンタイルの範囲)に入っていれば、基本的には「正常な範囲」とされます。



個人差があるから多少上下しても、帯の中で推移していれば問題ないよ!
ミルクの量や飲み方
母乳やミルクの飲み方に偏りがあったり、飲んでもすぐに泣き出す場合は、哺乳量が足りていない可能性もあります。
1回の授乳時間や飲み終わったあとの満足そうな表情など、細かなサインを見逃さないようにしましょう。
- 体重の増え方が少ない
- おしっこの回数が少ない(1日5回以下)
- 授乳後もぐずることが多い
- 吸い方が弱く、途中で寝てしまう
また、混合育児やミルク育児の場合は、目安のミルク量にこだわりすぎず、赤ちゃんの様子をよく見て調整していくことが大切です。
母乳が足りないサインについてはこの記事で詳しく解説しています。


月齢別の発達の目安
赤ちゃんの成長には個人差があると分かっていても、「うちの子は順調なのかな?」と不安になることってありますよね。
ここでは、新生児から生後4カ月までの赤ちゃんの「体の発達の目安」を月齢ごとにご紹介します。
新生児
生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ視力がぼんやりとしており、30cmほどの距離が限界です。
明るさや音に敏感に反応し、手足をびくっと動かす「モロー反射」などの原始反射が見られるのもこの時期の特徴。
赤ちゃんが外部の刺激に反応して、両手を広げて抱きつくような動作をする原始反射
泣くことで不快や空腹を伝えるなど、少しずつ外の世界に慣れていく準備をしています。



泣くことも赤ちゃんが元気なサインのひとつ!
生後1カ月
少しずつ視線が合うようになり、顔をじっと見つめたり、音のする方向に反応を示す「追視」が発達していきます。
しっかり「追視」ができるようになるのは、生後2〜3ヶ月頃と言われています。
生後2~3カ月頃から動くものを目で追う「追視」ができるようになる
手足の動きも少し活発になり、伸ばしたりバタバタ動かしたりするように。



原始反射がまだ見られる時期だけど、動きに少しずつ赤ちゃん自身の意思が感じられるようになってくる頃!
生後2カ月
赤ちゃんの顔立ちや表情がはっきりしてきて、声に反応したり、「あー」「うー」といった母音を中心とした単音を発することをクーイングと言います。
生後1ヶ月頃から始まり、生後2~3カ月頃に頻繁に聞かれるようになります。
赤ちゃんが「あー」「うー」「クー」などの母音を中心とした単音を発する声
首の筋肉が発達してきて、縦抱きにしたときに頭が少し安定するようになってくる子もいます。
ママやパパの顔を見てニコッと笑う「社会的微笑」が見られるようになるのもこの時期の楽しみです。
生後2~3か月頃から見られるようになり、人の顔や声、スキンシップなどの関わりによって赤ちゃんが自分の意思で笑うこと
生後3カ月
首のすわりが始まり、うつ伏せの姿勢で頭を少し持ち上げられるようになります。
また、自分の手に興味を持ち、じっと見つめたり、口に持っていくしぐさを「ハンドリガード」といいます。
赤ちゃんが自分の手をじっと見つめたり、指や拳を舐めたりするしぐさ
赤ちゃんが自分の体を認識し始める大切な発達過程のサインです。



手をじっと見つめる姿がとっても可愛いよね♡
生後4カ月
この頃から、首のすわりがしっかりと安定してくる赤ちゃんも増えてきます。
生後3〜4カ月ごろに首がすわり始め、生後4〜5カ月ごろには完全に首がすわるのが一般的な流れ
うつ伏せにすると自分で頭をぐっと持ち上げられるようになり、目の前の世界をじっくりと観察する姿も見られるようになります。



首がすわると、縦抱きやおんぶも安心してできるようになり、赤ちゃんとのお出かけの幅も広がるね♡
まとめ


この記事では、新生児から4カ月ごろまでの赤ちゃんの体重の目安や成長の目安について解説しました。
赤ちゃんの体重は、成長の目安としてとても大切ですが、それはあくまで「目安」であって、「基準」や「ルール」ではありません。
毎日見守っていく中で、「元気に動いてる」「よく笑う」「機嫌がいい」といったサインが見られれば、大きな不安を抱える必要はありません。



周りと比べる必要はないよ!
赤ちゃんの体重や発達について、「うちの子は大丈夫かな?」と不安になることもありますよね。
そんなときは、助産師や専門スタッフがサポートしてくれる「産後ケア」を利用してみるのもひとつの方法です。
ママ自身がゆっくり休めたり、不安な気持ちを聞いてもらえる環境があるだけで、心に余裕が生まれることも。



ひとりでがんばりすぎず、頼れる場所に少しだけ甘えてみてね♡
産後ケアについてはこの記事をチェックしてね!


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