この記事では、産後うつの原因と症状、対処法についてお伝えします!
- 産後2週間以上たっても涙が出て、赤ちゃんのお世話も辛い
- 産後うつの原因と症状って何がある?
- 自分は産後うつかもしれない…
出産後、約10〜15%の女性が経験すると言われている「産後うつ」。
出産後は、ホルモンの変化や育児の疲れで心が不安定になりがちです。

あくまで自然なことで、ママのせいじゃないよ。
「最近、なんか気分が優れない」
「何もやる気が起きない」
「子育てに対して不安ばかり」
などと、なんだか心の不調を感じるという方は、一人で悩まずにまずはこの記事を読んでみてください!
産後うつの原因と症状や対処法、なりやすい人の特徴について解説しているので、参考にしてくださいね。



産後うつは、早めに気づいて対処することが大切だよ。
産後のママをサポートするパパは、こちらの記事もチェック!


産後うつとは?マタニティブルーとの違いも解説


待ちに待った赤ちゃんとの生活。
やっと会えてうれしいはずなのに、
- 赤ちゃんをかわいいと思えない
- 赤ちゃんのお世話が辛い
- 何もやる気が起きない
といった気持ちになったことはありませんか?



理由もなく涙が出たり、不安になる気持ち…実は多くのママが経験しています。
こういった気持ちは、もしかしたらマタニティブルーや産後うつの症状かもしれません。
出産後は、誰もが発症するリスクを持っているので、まずは、産後うつについて知っておいてほしいことをお伝えします!
産後うつとは?
産後うつは、出産後数週間から数ヶ月の間に発症する精神疾患です。



マタニティブルーが長引いて、日常生活に支障をきたすほどの落ち込みが続く状態のことを指すよ。
特徴としては、子育てに対する不安感が強かったり、なにもやる気がなくなったりすることなどが挙げられます。
「自分は何もできない…」と悲観的になってしまうかもしれませんが、産後うつは決して特別なことではありません。



産後は誰でもなる可能性があることだから、自分を責めないでね。
マタニティブルーとの違い
産後はホルモンバランスの変化もあって、マタニティブルーに陥りやすいです。
出産後、理由はないのに涙もろくなることがあるかと思いますが、これはマタニティブルーでよくある症状の一つ。



「これって病気?」と不安になるかもしれないけど、多くの場合は一時的なものだから安心してね!
ただ、「マタニティーブルーだと思って放置していたら産後うつだった…。」なんてケースも…。
産後うつは、治療が遅れると症状が悪化することがあるので注意が必要です。
産後うつとマタニティブルーの大きな違いとしては、以下の2点が挙げられます。
- 症状が出る期間
- 症状の重さ
マタニティブルーは産後2週間以内に起こるのに対し、産後うつは産後数週間から数ヶ月の間に発症します。



マタニティーブルーと産後うつは、発症する時期が重複してるからややこしいんだよね…。
症状が産後2週間たっても治らず、日常生活にも影響を与えるようであれば「産後うつ」を疑いましょう。



産後うつはマタニティーブルーよりも深刻で、長期に渡り専門的な治療を必要とすることが多いよ。
産後うつの症状
マタニティブルーでは、漠然とした不安や気分の落ち込みを感じる一方で、産後うつではさらに重い症状が現れます。
以下のような症状が現れたら、産後うつを疑いましょう。
- 持続的な気分の落ち込みがある
- 日常生活への意欲が喪失する
- 何も考えられなくなる
- 集中力が無くなる
- イライラが止まらない
- 家事や育児ができなくなる
- 眠れない
- 食欲がない



これらの症状が1ヶ月以上続く場合は、早めに医療機関を受診してね。
産後うつのリスクが高い人の特徴
産後うつになりやすい人の特徴は、以下の通りです。
- 初産の人
- 過去に精神的な不調を抱えていた人
- 周囲のサポートが少ない人
- 完璧主義で子育ての理想が高い人
- 家族関係に問題がある人
これらの項目に当てはまるママは、注意が必要です。



個人差があるから一概には言えないけど、当てはまることが多い人ほど産後うつになりやすい傾向にあるよ。
産後うつの原因は?


次は、産後うつの原因について解説します!



原因や症状を知っておくことで、早めの対処ができるようになるよ◎
産後うつの原因としては、以下のような要因が挙げられます。



産後うつは、これらの要因が合わさって10~20人に1人の割合で発症するよ。
1. ホルモンバランスの変化
出産後は、急激にホルモンバランスが変化します。
これにより自律神経のバランスが崩れて、精神的な不安や心身の不調を引き起こします。
2. 育児への不安やストレス
初めての育児は分からないことの連続ですよね。
責任感が強い人や、完璧主義な人は、「ちゃんとやらなきゃ」と頑張りすぎる傾向にあります。
そんな育児のプレッシャーや、他人の何気ない言動にストレスを感じることも…。



気づかないうちに、ストレスを溜め込んでしまっているかも。
3. 疲労や睡眠不足


赤ちゃんがまだ小さいうちは夜間の頻回授乳などで、ゆっくり眠れない日が続きますよね。
そんな慢性的な睡眠不足によって疲労が蓄積し、心身ともに追い込まれてしまいます。



赤ちゃんの睡眠問題で悩んでいる人は、ネントレを検討してみるのも◎ネントレは、育児の負担軽減にもなるしおすすめだよ!


4. 周りのサポート不足
周りのサポートが少ないと、その分育児の負担も大きくなります。
家族の理解や協力が得られない状況は、孤独感やストレスを増大させる原因に。
5. うつ病の既往歴
うつ病の既往がある場合、産後うつを発症するリスクも高まります。



うつ病の既往歴は、産後うつの大きなリスクになり得るから、少しでも違和感を感じたら早めの対処が重要だよ。
産後うつの対処法


産後うつは、早めに対処することが回復への第一歩になります。
もし、「産後うつかも…」と思ったら、1人で抱え込まずに周囲に助けを求めましょう。



産後うつの対処法を、具体的にお伝えするね!
医療機関で治療を受ける
マタニティブルーの場合は、通常1〜2週間程度で自然に改善しますが、産後うつは医療の手助けが必要です。
医療機関での治療には、大きく分けて精神療法と薬物療法の2つがあります。
精神療法
専門家とのカウンセリングを通じて、産後うつの原因を探り、どうしたら改善できるかをアドバイスしてもらえます。
それぞれの症状や状況に応じた治療法を決めるためにも、カウンセリングは大切な役割を果たします◎



カウンセラーの方に、話を聞いてもらうだけでも心が軽くなるよ。誰かに話を聞いてもらうってとっても大事。
薬物療法
産後うつの薬物療法では、抗不安薬や抗うつ薬が使用されます。



抗うつ薬と聞くと抵抗がある人もいるかもしれないけど、適切な薬物療法を受けることが症状の早期改善に効果的だよ◎
重症化や再発を防ぐためにも、早めに治療を開始することが重要です!
セルフケアを行う
ここでもう一度、産後うつの原因を振り返ってみてみましょう。
- ホルモンバランスの変化
- 育児への不安やストレス
- 疲労や睡眠不足
- 周りのサポート不足
- うつ病の既往歴



産後うつの原因のうち、②〜④の3項目は、セルフケアで改善できる場合があるよ◎
まずは、規則正しい生活を心がけて生活リズムを整えましょう。
赤ちゃんのお世話は、無理せず、支えてくれる周りを上手に頼りましょう!
行政の子育て支援制度なども活用すると◎



自分だけで頑張ろうとしないで◎自分自身を大切にすることを意識してみて。
家族や友人に、悩みを話すだけでも、気持ちがスッキリしますよ!
早めの対応で産後うつを乗り越えよう


この記事では、産後うつの原因と症状、対処法についてお伝えしました!
産後うつは、多くの女性が経験する可能性のある精神疾患です。
産後うつの原因や症状を知っておくと、早めに対処することができるので早期改善につながります。
- 抑うつ症状が2週間以上持続している
- 日常生活に支障が生じている
- サポートがなくて辛い



こんなサインがある場合は、産後うつの可能性があるから早めに受診しよう!
もし、少しでも「辛い」「誰にも相談できない…」と悩んでいるなら1人で抱え込まずに誰かを頼ってくださいね。
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