この記事では、赤ちゃんが下痢になったときの離乳食について、適切な対応やおすすめの食材、メニューを紹介しています。
- 赤ちゃんが下痢してるけど、離乳食はいつも通りでいいの?
- 下痢してる時に食べたらダメなものってある?
- 下痢してる時におすすめの食材を知りたい
赤ちゃんが下痢をしていると心配になりますよね。
赤ちゃんが下痢をしていたら、まずは下痢の状態やそれ以外の症状をチェックしてあげましょう。
- 下痢以外の症状の有無
- 下痢症状の重症度
によって対応の仕方が異なります。
特に、離乳食が始まっている場合は食材選びにも注意が必要です。
基本は消化に良いものを与えてあげて◎
「消化に良いものって何がある?」
「逆に消化に悪いものは?」
というママのために、下痢の時におすすめの食材と、避けた方が良い食材を紹介しています!
もし食欲がない場合は、水分補給をしっかりとしていれば離乳食を無理して与える必要はありません。
心配なときは早めに受診すると安心だよ◎
下痢の症状を確認する時のポイント
赤ちゃんのうんちは、月齢が低いほどゆるくて回数も多めです。
離乳食を始めると、だんだん固形状に変化していくよ!
「赤ちゃんのうんちがいつもよりゆるいな〜」と感じたら、
- うんちの回数
- 赤ちゃんの機嫌と食欲
- 下痢以外の症状の有無
を確認しましょう!
下痢をしている時は、おむつかぶれにも注意してね!
おむつかぶれの原因のひとつが、うんちやおしっこによる刺激。
下痢の場合は、さらにかぶれやすくなるので注意が必要です。
おむつかぶれの予防方法についてはこちらの記事にまとめているので、合わせてチェックしておきましょう!
うんちの回数
普段より1〜2回多い程度であれば、過剰に心配する必要はありません。
明らかに回数が多い場合は、脱水症状を引き起こす可能性があるため注意が必要です。
赤ちゃんの機嫌と食欲
機嫌が良く、食欲がある場合は様子を見ても大丈夫です。
機嫌が悪く、ぐったりしている場合はすぐに受診しよう!
下痢以外の症状の有無
発熱や嘔吐、腹痛、血便などが見られる場合は受診が必要です。
下痢をした時の離乳食の与え方
離乳食期の赤ちゃんが下痢している場合、まずは水分補給をしっかりと行いましょう。
その上で、下痢の症状によって対応が変わるのでそれぞれ解説していきます!
症状が重い場合
下痢の症状が重い場合は、無理して離乳食を与える必要はありません。
「何か食べさせないと…」と心配になるかもしれませんが、まずは水分補給を優先しましょう。
食欲がない時は、母乳やミルクのみでも大丈夫だよ!
もし食べれそうな場合は、消化の良い食材を与えてあげてくださいね。
症状が軽い場合
赤ちゃんの機嫌が良く食欲がある場合は、消化の良い食材を使った離乳食を与えてあげましょう。
いつもより少なめの量で様子を見てみて◎
下痢をした時の水分補給
下痢をすると体の水分が失われるため、水分補給はしっかりと行うことが重要です。
「冷たくないもの」を、「少しずつ」与えてあげましょう。
- 母乳やミルク
- 麦茶
- 湯さまし
- 乳児用のイオン飲料 など
下痢の時に避けた方が良い食べ物
赤ちゃんが下痢しているときは、
- 冷たいもの
- 消化に悪いもの
- 乳製品
- 糖分が多い飲み物
は避ける方が無難です。
中でも、食物繊維が豊富な食材は消化に悪いため、腸に負担がかかってしまいます。
下痢を悪化させてしまう原因に。
1.果物類
果物の中でも、酸味や甘味が強いものは腸の動きを活発にする作用があるため避けましょう。
避けたい果物
- 柑橘系
(オレンジ、グレープフルーツなど) - いちご
- メロン
- ぶどう
食べていい果物
- バナナ
- りんご(すりおろし)
消化の良いバナナやりんごは食べさせてOKだよ!
2.野菜類
野菜は食物繊維が豊富なので、下痢を悪化させてしまう可能性があります。
消化に悪い高繊維な野菜
- キャベツ
- ごぼう
- れんこん
- ブロッコリー
- セロリ など
逆に、高繊維ではない野菜を柔らかく煮ると、お腹に優しくて食べやすいよ◎
レタス、きゅうり、トマト、なす など
3.芋類や豆類
芋類は食物繊維が豊富で消化に悪いため避けましょう。
また、豆類は腸の中で発酵したりガスを発生させることがあり、腹部膨満感や痛みを引き起こすことも…。
下痢の時は、芋類・豆類は避けた方が無難だよ!
4.乳製品
乳製品は、腸内で水分を保持しやすいため下痢の症状を悪化させることがあります。
また、乳製品に含まれる脂肪分は消化に時間を要し、腸にも負担がかかってしまいます。
さらに、赤ちゃんは消化機能が未熟なため、乳糖を分解する力が十分ではありません。
そこに下痢が重なると、この乳糖を分解する酵素の働きがさらに低下してしまう場合があります。
二次性乳糖不耐症のリスクになるよ…。
乳糖を分解する酵素(ラクターゼ)が下痢によって一時的に弱まり、乳糖を消化できない状態。
二次性乳糖不耐症になると、さらなる下痢や腹痛を引き起こす可能性があるよ。
5.油っこいもの
脂肪分が多いと消化に時間がかかってしまいます。
特に、赤ちゃんの消化器官は未発達なので、消化しきれずに下痢を悪化させることも。
下痢の時におすすめの食材とメニュー
下痢の時は、消化に良い食材を使ったメニューを与えてあげましょう。
それに加えて、下痢の症状を和らげてくれるペクチンが含まれている食材を使うと良いです◎
水溶性の食物繊維
腸内の水分を吸収してうんちを固める効果がある
ペクチンが含まれている食材
- バナナ
- りんご
- 桃
- にんじん
- いちご
- 柿
さっそく消化の良い食材を使ったおすすめのメニューを4つ紹介するね!
1.おかゆ
手軽に作れて水分量も多いのでおすすめです!
すりおろして加熱したにんじんを加えると、ペクチンもまとめて摂れますよ◎
すりおろしや煮込んだにんじんは、消化にも良いよ!
少量の塩を加えてあげると、下痢によって排出されたミネラル(Na)も補えます。
2.パンがゆ
パンがゆを作るときは、脂質の少ない食パンを使うのがポイント。
水分とともに、必要な栄養も補えますよ。
3.野菜スープ
細かく刻んだり、すりおろした野菜を柔らかく煮込んであげましょう。
野菜はスープにすると、消化しやすくなります。
- 野菜が柔らかくなり胃腸への負担が減る
- 水分補給にもなる
- 脂肪分が少なく消化器官への刺激が少ない
と下痢の時にピッタリのメニューです。
4.すりおろしりんご
りんごは腸内環境を整えてくれる作用があり、ペクチンも豊富なのでおすすめです!
すりおろすことで消化も良くなります◎
すりおろすときは、加熱したりんごを使ってね!
赤ちゃんが下痢の時は、無理せず消化に良いものを与えよう
この記事では、赤ちゃんが下痢になったときの離乳食について、適切な対応やおすすめの食材、メニューを紹介しました!
赤ちゃんが下痢をするとびっくりしてしまいますよね。
下痢をした時は、その症状をよく観察し、適切な対応をすることが大切です。
離乳食の選び方にも注意が必要だよ!
下痢が軽い場合は、消化の良い食材を与えて様子見でOK!
水分補給も忘れずにね◎
ところが、
- 赤ちゃんの食欲がない
- ぐったりしている
- 下痢の回数が普段と比べて頻回すぎる
といった重度の場合は、病院を受診して医師に指示を仰ぐことが大切です。
この記事で紹介した、下痢の症状を確認するポイントや離乳食の与え方を頭に入れておくといざという時に慌てなくて済みますよ◎
下痢の時におすすめの食材と、避けた方が良い食材もお伝えしたので参考にしてくださいね!
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