産後ダイエットはいつから始める?おすすめな運動と食事をまとめて紹介!

産後ダイエットはいつから始める?おすすめな運動と食事をまとめて紹介!

この記事では、産後ダイエットを始めるタイミングと、おすすめの運動食事について紹介します。

サキココからこんなお悩みを持つママに伝えたい
  • 産後ダイエットはいつから始めたらいい?
  • なかなか痩せなくて困っている
  • 産後ダイエットにいいおすすめの運動や食事が知りたい

産後太りが気になって、産後ダイエットを開始したいと思う気持ちはよくわかります。

助産師サキココ

産後ダイエットは間違えてしまうと本当に危険です!

産後ダイエットを始めることよりも、始めてはいけない時期をチェックしてほしいです。

産後の身体はとてもデリケート、気を付けるポイントを押さえて、無理のないダイエットを始めてください。

おすすめの運動と食事についても紹介しますので、産後ダイエットについて準備しましょう♪

▶︎ 産後におすすめの運動を知りたいママはこちら

目次

産後ダイエットはいつからしていい?

産後ダイエットを始めてはいけない時期があります。

先に始めてはいけない時期について解説してから、産後ダイエット開始のタイミングについて紹介します。

産後ダイエット 産後6〜8週間はNG

産後6〜8週間にダイエットをするのはとっても危険です!

産後6〜8週間は産褥期(さんじょくき)と呼ばれています。
約10ヶ月かけて赤ちゃんを育てている間に、変化した子宮やホルモンバランスなどを、時間をかけて元に戻す時期のこと。

妊娠・出産でのダメージを回復させる期間なので、ダイエットよりもまず安静に過ごしてください。

助産師サキココ

身体やホルモンバランスが戻る前に始めると、痩せにくいどころか回復が遅くなる原因に!

産後ダイエット 開始は産後2ヶ月を過ぎてから

産後ダイエットは産後2ヶ月を過ぎてからはじめるのがおすすめです。

助産師サキココ

産褥期が過ぎて、ママの体調が安定してくる時期だよ♪

特に産後3〜4ヶ月にもなれば、妊娠・出産でのダメージが回復してくるため、産後ダイエットを始めてもいいでしょう。

個人差があるので、自分の体調に合わせて無理せずに!

ただし、産後ダイエットが始められるからといって、短期間でやろうとせず、ゆっくりと元に戻していきましょう。

助産師サキココ

妊娠期間と同じくらいかけるつもりでやると、心身ともに負担が少ないですよ◎

帝王切開後の場合

帝王切開術の後は、まずお腹の傷口を回復させることが一番重要です。

無理をすると傷口に細菌が入ったり、痛みを伴うこともあるので少なくとも1ヶ月は安静にしましょう。

腹筋などの運動は、傷口が完全に治ってからがオススメです。

最初は産褥体操ストレッチなどの軽い運動から始めましょう。

助産師サキココ

運動を始めるタイミングがわからない時はかかりつけ医に相談してみてくださいね。

産後のホルモンと身体の変化

産後は身体だけでなくホルモンも大きく変化します

産後のホルモンと体の変化について説明します。これを読んで、産後ダイエットはゆっくり進めた方がいいと感じてもらえると嬉しいです。

産後のホルモンの変化

出産直後のホルモンバランスは、出産前と比べて大きく変わるので、身体だけなく心にも影響がでやすいです。

出産前だと女性ホルモンが急激に増加するのに、出産後には一気に低下します。

助産師サキココ

マタニティーブルーが起きるのは、ホルモンの急激な変化の影響が大きいと言われているよ

時間が過ぎれば落ち着くことが多いですが、こうした不安定な時期に産後ダイエットを始めるのは注意が必要です。

マタニティーブルー

出産後に多くの女性が経験する一時的な気分の落ち込みや不安感のこと。

ホルモンの変化や育児のストレスが原因で、通常は数日から2週間ほどで改善します。

助産師サキココ

マタニティーブルーに過度のストレスが加わると「産後うつ」の発症につながるので、無理をしないのが一番だよ。

産後の体の変化

赤ちゃんを10ヶ月間お腹の中で守り続けるために体型を変えてきたママは、本当にすごいと思います。

助産師サキココ

でもやっぱり産後のお腹周りって、気になっちゃいますよね

お腹周りに脂肪がつくのにはちゃんと理由があります。

お腹たるんたるんの理由
①基礎代謝の低下

妊娠中は運動不足になるので筋力が低下しています。

筋力の低下は基礎代謝の低下に繋がり、お腹に脂肪がつきやすい。

②骨盤周りの緩み

大きな赤ちゃんを支えるために、骨盤が開きます。

骨盤が開くと骨盤が歪んだり緩んだり、さらに内臓が引き下がるのでお腹が出るように。

赤ちゃんのために変化し続けた身体なので、戻りにくいのは当たり前です。

このあと、産後ダイエットをゆっくり進めるための方法を紹介していきますね。

産後ダイエットの注意点について、以下のポイントを覚えておくと良いでしょう。

①授乳中のカロリー制限に注意

授乳中は多くのカロリーが必要なので、極端なカロリー制限は避けましょう。

母乳の質や量に影響を与えることがあります。

②適度な運動を取り入れる

いきなり激しい運動を始めるのではなく、ストレッチ産褥体操などの軽い運動から始めましょう。

体調を見ながら徐々に運動量を増やします。

③食事をバランスよく摂る

栄養バランスの良い食事を心がけ、極端なカロリー制限はしないようにしましょう。

また、体内の水分バランスを保つために、十分な水分を摂取しましょう。

特に授乳中は水分が不足しやすくなります。

④休息と睡眠を十分に取り、無理をしない

十分な休息と睡眠をとることで、体の回復を助けます。

無理なスケジュールで体に負担をかけないようにしましょう。

産後の体はまだ回復途中です。

無理なダイエットや過度な運動は避けましょう。

体の声を聞くことが大切です。

助産師サキココ

この後詳しく説明していくね!

母乳と消費カロリー

母乳をあげている場合、実はかなりのカロリー消費をしています。

  • 母乳の消費カロリー 1日500〜800kcal
  • 1時間ランニング(体重約60kgの場合) 約500kcal弱

※ランニングは条件によって消費カロリーは変わりますが、あくまで目安として紹介しています。

母乳は100mlあたり70ckalという計算になります。

授乳中は多くのカロリーが必要なので、極端なカロリー制限は避けましょう。母乳の質や量に影響を与えることがあります。

授乳中の女性は、通常の成人女性のカロリー摂取量に加えて、1日あたり約350キロカロリー追加で摂取することが推奨されています。

ママのための食事BOOK

助産師サキココ

授乳中は母乳を作るためにたくさんのエネルギーが必要なので、無理なダイエットやカロリー制限はやめてね!

産後におすすめの運動

産後のママの体について紹介してきましたが、ママが気になるおすすめの運動についてこれから紹介します。

ながら運動

毎日忙しいママにとって、日常で取り組みやすいのは、「ながら運動」です。

ながら運動
  • ながらストレッチから
  • 抱っこしながらスクワット
  • 姿勢を正しながらお散歩  など

続けやすい方法で、少しずつ運動しましょう♪

助産師サキココ

寝る前に布団でできるものを、YouTubeの動画を見ながら取り組んでいた先輩ママもいるよ◎

中には腹筋を始めるママもいるかもしれませんが、産後すぐの腹筋は、ホルモンの影響でまだ緩んでいます

回復していない状態で刺激を与えると、効果が得られにくいので注意です!

骨盤底筋運動

骨盤底筋運動は全力でおすすめです!

骨盤底筋とは

骨盤の底にある筋肉の総称。

骨盤内にある膀胱や子宮などの臓器の位置を整えたり、尿漏れを防ぐ役割を持つ。

骨盤底筋を鍛えると、尿漏れ予防だけでなく、骨盤を整える効果もあります。

妊娠・出産、ホルモンの変動によって骨盤底筋が強い影響を受けているので、鍛えて骨盤を整えれば、ダイエットに繋がります

今、骨盤底筋を使えているのか分からないときは、トイレのとき、お腹に手を当てながらお小水を途中で止めてみてください。

助産師サキココ

膣の筋肉を、きゅっと締めている感覚があれば使えていますよ◎

骨盤底筋運動はこちらの投稿で私が実際にやっているので、ぜひ一緒に運動してください♪

産後の食事と栄養

ダイエットに欠かせない一つは食事ですよね。

産後の食事と栄養について紹介します。

産後の食事

1日3食バランスよく食事を摂りましょう。

栄養バランスが悪い食事は痩せにくくなる原因に

基本的な食事は、高タンパク低カロリーな和食中心が理想です。

和食といえばお米を考えると思いますが、炭水化物は玄米や全粒粉ベースのものがおすすめです。

玄米や全粒粉は食物繊維が豊富だから、糖を身体に溜め込みにくくなります◎

また、水分をたくさん摂ってください。

水分不足は太りやすい原因になるので、こまめに飲むようにしましょう。

助産師サキココ

母乳をあげている場合は1日2Lくらい飲んで、ジュースは厳禁!

忙しいときのおすすめ納豆・もずく・ツナ缶です。

保存が効く・調理不要・栄養価が高い、この3つがおすすめの理由です。

産後の栄養

特に摂ってほしい栄養素は、具体的に次の6つです。

タンパク質・鉄分・ビタミン・カルシウム・カリウム・葉酸

栄養が足りないと、太りやすいだけじゃなく疲労感や体調自体にも影響します。

おすすめ食材は肉・魚・納豆・卵・卵・ほうれん草・ひじきなど。

でも正直、家事や育児に毎日追われていて難しいですよね。

忙しくて食事で栄養を摂るのが難しいママには、サプリメントもおすすめです。

サプリメントを選ぶポイント
  • タンパク質・鉄分・ビタミン・カルシウム・カリウム・葉酸が含まれていること
  • 産後のママ向けサプリであること(妊婦さん向けのサプリとは必要量が違うから)

食事をしていて、なかなか摂れない栄養分だけサプリメント摂ってもいいですね。

さまざまな栄養がセットになっているものもありますので、あなたに合った方法で栄養を補ってくださいね♪

助産師サキココ

厚生労働省からのお知らせも参考にしてみてね。

厚生労働省 妊産婦のための食事バランスガイド

休息や睡眠をしっかりとって、無理をしない

無理なダイエットや過度な運動は、体だけでなく心にも負担をかけ、ストレスを増やす原因になります。

ストレスや疲労は、産後うつのリスクを高めることがありますので、ゆっくりと時間をかけて体を戻していきましょう。

自分のペースで、無理なく進めることが健康と心のためにも大切です。

困った時は医師や栄養士など専門家に相談することをおすすめします。

適切なアドバイスをもらいながら進めましょう。

産後ダイエット|まとめ

産後ダイエットは、はじめてはいけない時期と、はじめるタイミングについて紹介しました。

産後の注意点、そしておすすめの運動と食事と栄養については次のとおり。

なかなか体型が戻らなくて悩んでいたママもいたと思いますが、戻りにくい理由がわかると納得できたのではないでしょうか。

助産師サキココ

産後の影響って本当にいろいろあるので、そう考えると仕方ないって思えるんじゃないかな◎

赤ちゃんを産んだママの体はゆっくり回復をはじめているところ

産後ダイエットをするにも、身体をしっかりいたわってあげながら、あなたのペースで取り組んでくださいね。

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