この記事では、新生児の特徴や注意点、おすすめの過ごし方について紹介します。
- 新生児の特徴って?
- びっくりすることが多いけどこれって普通?
- おすすめの過ごし方があるなら知りたい!
生まれたての新生児期の赤ちゃんは、小さくて柔らかくて可愛いけど、その分心配になることって多いですよね。
特に育児が初めてのママだと、日々の変化が激しくて戸惑っていませんか?
実は新生児には、生まれて数ヶ月経った赤ちゃんとは違った特徴があります。
知らないとびっくりしちゃうことが、結構ありますよ〜!
新生児の特徴を知ってもらって、ママの心配事がなくなるよう、おすすめの過ごし方と一緒にチェックしてください♪
新生児の特徴は大きく3つ
新生児は生まれたばかりだからこそ、ママのお腹の中で得た影響が残っています。
また、知らないとびっくりしてしまうことが、数日間から数ヶ月続くことがあります。
知っていれば、新生児の特徴だとわかって対応できるようになりますよ♪
新生児の特徴①生理的変化
妊娠中はママの胎盤を通して、大量の女性ホルモンが赤ちゃんに伝わります。
ママの女性ホルモンの影響を受け続けた状態から生まれているので、しばらくは異変のように感じてしまうかもしれません。
ママの心配を減らすために、解説します!
1.新生児月経
新生児月経とは、生まれて間もない女の子の赤ちゃんが、一時的に少量の出血をする現象。
これはママのお腹の中で受け取ったホルモンが原因で、生後2週間以内に数日から1週間程度続きます。
正常な生理的変化で、赤ちゃんに痛みはなく、自然に治ります。
ただし、もしも出血量が多かったり長く続いたりするようであれば、オムツをもって病院の先生に相談してください。
2.魔乳
赤ちゃんの乳首から母乳のような液体がでることがありますが、これは「魔乳」と呼ばれています。
生後2日〜1週間くらい、長ければ2週間くらい続きます。
男の子でも出ることがあるみたい!
出生直後の新生児が母親のホルモンの影響で起こる一時的なものなので、自然におさまります。
3.初期嘔吐
生後1〜2日目に透明なものを吐くことがあり、これを「初期嘔吐」といいます。
実はこの吐き出したものは羊水!
ママのお腹の中で、赤ちゃんは羊水を飲み込んだり、排出したりして生まれてからの準備をしています。
生まれたばかりの赤ちゃんの消化器官は未熟であり、吐きやすい状態にあるため、ときどき吐いてしまうことは自然なことです。
4.生理的体重減少
生後3〜4日をピークに体重が生理的に減少します。
授乳量が増えるにつれ、生後7〜10日目頃には生まれた時の体重に戻ります。
いつもと違う!と感じた場合は、病院に行って相談してくださいね!
新生児の特徴②体の変化
新生児は生まれてから大体数日の間だけ、知らないとびっくりしてしまうことがあります。
ずっと続くものではないとわかってもらえて、ママの気持ちが少しでも軽くなると嬉しいです。
1.胎便
真っ黒な上に、海苔の佃煮のようなねっとりとしたうんちが出ることがあります。
「胎便」といって、生後2日目くらいまで出ることが多いです。
真っ黒な場合もあれば緑色っぽい場合もあるので、初めて見るとびっくりすると思う!
ママのお腹にいたときに飲み込んだ羊水などが固まった影響で、こうした特徴の便が出るようになります。
2.生理的黄疸(おうだん)
生理的に皮膚が黄色くなることを「黄疸(おうだん)」といいます。
これは、赤ちゃんの肝臓が未熟で、黄色の物質であるビリルビンをうまく処理できないために起こります。
ママから離れて自分で血液を作らないといけなくなったから、赤ちゃんも頑張ってる!
生理的黄疸は通常、生後3〜4日をピークに自然に落ち着いてきます。
また、母乳生黄疸といって母乳メインの赤ちゃんに見られる黄疸もあります。
母乳生黄疸は特に問題はなく、生後1ヶ月くらいで自然に改善されますよ。
3.新生児落屑(らくせつ)
生後2〜3日くらいで、赤ちゃんの皮膚はポロポロ剥けてきます。
これを「新生児落屑(らくせつ)」といいます。
赤ちゃんはママのお腹の中で羊水や胎脂にずっと守られていましたが、生まれてからは外の刺激をたくさん受けるように。
その結果、乾燥することが原因で皮膚が剥けてくるといわれています。
生後1ヶ月くらいまでに落ち着きますが、赤ちゃんの肌を守るために保湿は必須ですね。
4.新生児の視力
新生児はママの声や匂いを認識できます。
お腹の中にいるときからママの声に慣れており、生後すぐには声や匂いを感じてママを意識。
ただし、新生児の視力はまだ未発達なため、視覚的にママを認識するのは少し時間がかかるといわれています。
新生児の特徴③見た目の変化
他にもまだまだ新生児の特徴はありますが、先ほどまで紹介した特徴のように、すぐに治るものばかりではありません。
そのため、これから紹介する新生児の特徴をご覧いただき、異常ではないことを理解していただきたいと思います。
1.胎毛
赤ちゃんの産毛が濃くてびっくりしたことのあるママ、実はいませんか?
赤ちゃん肌っていわれるぐらいだから、ツルツルのイメージを持ってしまうよね!
「胎毛」といって、お腹の中で赤ちゃんを守る役割を持った大事な産毛です。
ママのお腹で羊水に浸かっているとき、体がふやけてしまわないよう生えた毛ですが、生まれた後は不要になります。
半年くらいかけて自然に抜けていくので、ずっと産毛が濃いままじゃないですよ。
2.産瘤(さんりゅう)
生まれてくるときに、頭が伸びたりコブができたりすることが。
これを「産瘤(さんりゅう)」といいます。
赤ちゃんは狭い産道を通るために、頭蓋骨を少しずつずらしながら生まれてきます。
赤ちゃんの成長とともに、自然に治ってくるので安心してくださいね♪
3.アザ2種類
新生児にはアザのようなものが出てきます。
代表的なものが次の2つです。
サーモンパッチ
まぶたの内側や額、鼻など、顔に出やすいです。
ヨーロッパの一部では「天使のキスマーク」ともいわれているそう。
ウンナ母斑
うなじや後頭部にでてきます。
コウノトリが赤ちゃんを落とさないように、大切に運んでくれたときについた「コウノトリのくちばしの跡」ともいわれています。
どちらも2〜3歳までに自然に治ることが多いですが、薄くなるまで時間がかかるので気長に見守りましょう。
4.モロー反射
生まれた時から備わっている、特定の刺激に自動的に反応する無意識の動きを指す、原始反射の1つです。
大きな音や何かに触ったときだけでなく、光や風なども刺激になって赤ちゃんは反応します。
急にビクッと両手を上げる動きをするから、びっくりしそう!
生後4ヶ月くらいまで続くので、赤ちゃんが急にビクッとしたら、モロー反射を思い出してください。
新生児とママの過ごし方
新生児は生まれたてだからこそ、目が離せないことが特に多くて大変!
ここからは新生児とママのリアルな過ごし方、そしておすすめの過ごし方を紹介します。
新生児とママのリアルな過ごし方
新生児の1日で必ずやることについてまとめました。
1.授乳
新生児は2〜3時間ごとに母乳やミルクを飲みます。
つまり1日で8回は授乳の時間があるということに。
授乳の他に、おむつ交換、「げっぷ」、ミルクの準備、片付けを含めると、短時間でやることがたくさんあります。
合間で休むのは実際には難しいことが多いですよね。
休む時間に作り方については、後ほど解説します!
2.おしっこ・うんち
新生児は1日10回以上、おしっこ・うんちをします。
これだけ出るとお尻がかぶれてしまうので、こまめなオムツ交換が必要に。
新生児の皮膚はとてもデリケートなので、こまめなオムツ交換でおしりをきれいにしてあげてください。
ワセリンなどの保護クリームを使うのもおすすめだよ♪
3.よく泣く
赤ちゃんは『泣く』ことでしか何かを伝えられません。
そのためお腹がすいたときやオムツが汚れている以外で泣くこともあります。
- ねむいとき
- 寒いときや暑いとき
- ママやパパにかまってほしい など
赤ちゃんはよく泣きますが、抱っこして優しく声をかけて、原因を取り除いてあげましょう。
それでも泣いているときは甘えたいときかもしれません。
たくさん抱っこして赤ちゃんを安心させてあげてください。
4.沐浴(もくよく)
新生児はまだ抵抗力が弱いので、雑菌が多い大人が入っているお風呂に一緒に入れません。
ベビーバスやベビー用お風呂マットなどを使い、赤ちゃんだけ別にして体をきれいにするのが沐浴です。
沐浴は、赤ちゃんの時間のリズムを作るため、同じ時間に入れるのがおすすめ!
沐浴のあと、たっぷり保湿するとアトピーを3割予防できるといわれてるよ♪
沐浴におすすめのお風呂グッズは、こちらの記事で紹介していますのでぜひチェックしてください。
新生児とママのおすすめの過ごし方
ママから赤ちゃんにしてほしいことをたくさん紹介しましたが、実際にやるとなかなか休めません。
赤ちゃんのことを優先しながらも、ママも休まないと倒れてしまいます!
ママが笑顔になれなかったら、赤ちゃんが悲しんでしまうよ〜!
頑張るママに、おすすめの過ごし方を2つ紹介します。
1.赤ちゃんと寝る
赤ちゃんが寝てるときは、ママも一緒に寝てください。
こまめな授乳にオムツ交換など、赤ちゃんのお世話で忙しくて、ママはまとまった時間眠れないです。
一緒に寝たら親子で眠れますし、ママも休みが取れますよ。
細切れでも、睡眠時間は確保してくださいね♪
2.周りを頼る
1人で育児を頑張ろうとしているママが実際に多いですが、家族や社会サービスなど、周りの人をたくさん頼ってください。
ママ1人で育児するなんてムリ!
子どもを育てるのは本当に大変ですし、ママの力だけで育つものではありません。
周りの人をたくさん頼ることで、赤ちゃんにとっても刺激になりますし、ママが全部背負わなくてよくなります。
何より、ママが笑顔でいることが赤ちゃんも嬉しいです。
1人で頑張らずにいろいろな人に頼って、子どもの成長を見守りましょう。
新生児の特徴|まとめ
新生児の特徴については次の通りです。
新生児は外の世界に出てきたばかりでさまざまな影響を受けるため、独特の特徴がありますね。
その分ママも頑張らないといけないことが多いです。
この記事を読んだことで先に新生児独特の特徴を知り、ママの気持ちの負担が少しでも軽くなってほしいです。
子育てはママが笑顔でいることが一番なので、おすすめの過ごし方もぜひチェックしてくださいね。
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