この記事では、SIDSの原因や対策方法は?適切な予防法について詳しく紹介していきます。
- SIDSってなに?
- SIDSの原因や対策について知りたい
- SIDSの予防できることってあるの?
- 何歳ごろまで気をつけたらいいの?
「SIDS」という言葉を聞いたことがありますか?
SIDSは「乳幼児突然死症候群」のことを言います。
1歳未満の健康な赤ちゃんが、特に眠っている間に予期せぬ形で突然亡くなってしまうとても怖い病気です。
原因が不明で、他の病気や外的な要因が特定できない場合にこの診断がされます。
元気に過ごしていた赤ちゃんが、何の前触れもなく突然命を落としてしまう、原因不明の非常に悲しくて恐ろしい病気
新生児期から1歳までの間に発生することが多く、注意が必要だよ
赤ちゃんの命を守り、悲しい思いをすることがないように、この記事でSIDSの原因や対策方法は?適切な予防法について詳しく紹介していきます。
正しい知識を持ち、できる限りの対策を取ることで、SIDSのリスクを減らすことができるよ!
SIDSの原因とは?
SIDSの原因は、完全には解明されていませんが、いくつかの要因が考えられています。
脳の発達に関連した問題
SIDSの赤ちゃんは、呼吸や睡眠中の覚醒反応をコントロールする脳の部分が未熟であることが一因であると考えられています。
赤ちゃんは脳を含め、全てにおいて未熟です。
酸素が足りない状態や二酸化炭素がたまりすぎたときに、うまく反応できず、呼吸が止まることがあると言われています。
睡眠環境
SIDSのリスクを高める環境要因として、柔らかい寝具や過剰な布団、うつ伏せ寝が挙げられます。
特にうつ伏せで寝ている場合、赤ちゃんの顔が布団やマットに押し付けられ、呼吸困難を引き起こす可能性があります。
こちらの記事で寝る時の環境について説明しているから、ぜひチェックしてみてね!
早産や低出生体重児
早産や低出生体重児は、SIDSのリスクが高いとされています。
早産や低出生で生まれた赤ちゃんは呼吸や体温調節などが未熟のため、SIDSのリスクが高いと言われています。
タバコやアルコール
妊娠中や育児中の喫煙、または赤ちゃんがタバコの煙にさらされることも、SIDSのリスクを高める要因とされています。
妊娠中のアルコールや薬物使用も同様に影響を与えることがあるよ
SIDSの対策
では、どうしたらSIDSを防げるのか気になりますよね。
SIDSを完全に予防することは難しいですが、いくつかの対策をとることでリスクを大幅に減少できます。
今すぐできる具体的な方法を4つ紹介しますね。
1. 仰向け寝を徹底する
最も効果的なSIDS対策の一つが、赤ちゃんを仰向けで寝かせることです。
うつ伏せ寝や横向き寝は、呼吸がしづらくなる可能性があるため避けるべきと言われています。
赤ちゃんの首や背骨の発達を助けるためにも、大人の監視下で「うつ伏せ遊び」をすることは推奨されますが、睡眠時には必ず仰向けにしましょう。
仰向けに寝かせることがとにかく1番大切な対策だよ!
2. 固めの寝具を選ぶ
赤ちゃんの寝床は、柔らかい布団やクッション類を避け、固めのマットレスを使用することが推奨されます。
窒息の原因になるので赤ちゃんの周りに、ぬいぐるみやクッション類を置かないように注意しましょう。
柔らかすぎる寝具は、赤ちゃんが沈み込みやすく、窒息のリスクを高める可能性があるよ。
3. 赤ちゃんと同じ部屋で寝る
同じ部屋で寝ることは、SIDSのリスクを減らすと言われています。
赤ちゃんの近くで寝ることで、異常な呼吸や動きにすぐに気づくことができ、素早く対応できます。
ただし、同じベッドで寝る(添い寝)は避けましょう。
添い寝をすることで、ママやパパの体や寝具に赤ちゃんが巻き込まれたり、圧迫されたりする危険がある。
4. 快適な室温を保つ
赤ちゃんの寝室の室温は快適な温度に保つことが大切です。
暑すぎる環境や過剰な衣類・掛け物を避け、赤ちゃんが暑くなりすぎないように注意しましょう。
赤ちゃんが汗をかいたり、顔が赤くなったりしている場合は、熱すぎる可能性があるので注意が必要です。
SIDSの予防方法
SIDS(乳幼児突然死症候群)については、日本を含め世界中で多くの研究が行われていますが、原因はまだ解明されていません。
完全な予防方法は確立されていないのが現状だよ。
しかしこれまでの研究から、いくつかの重要なポイントを守ることでSIDSの発症リスクを減らせるとわかっています。
ここでは、そのリスクを低くするための4つの予防策を紹介します。
1歳になるまでは、必ず仰向けに寝かせる
SIDSは、赤ちゃんが仰向けでもうつ伏せでも発症することがありますが、うつ伏せに寝かせた場合の方がリスクが高いことが研究で明らかにされています。
特に医学的な理由でうつ伏せ寝が推奨されている場合を除き、赤ちゃんは常に仰向けに寝かせるようにしましょう。
これはSIDSだけでなく、睡眠中の窒息事故を防ぐためにも非常に効果的です。
できるだけ母乳で育てる
母乳育児は、赤ちゃんにとってさまざまな健康面で良い影響をもたらすことが知られています。
そして、母乳で育てられた赤ちゃんはSIDSのリスクが低いことが研究で示されています。
可能であれば、できるだけ母乳育児を行うことをおすすめします。
人工ミルクがダメってことではないよ。
たばこをやめる
タバコは、SIDS発症の最も大きな危険因子の一つです。
妊娠中に喫煙すると、お腹の中の赤ちゃんの発育に悪影響を及ぼし、特に呼吸機能や脳の発達に深刻な問題を引き起こすことがわかっています。
また、赤ちゃんがタバコの煙にさらされる受動喫煙も、SIDSリスクを大きく高めます。
妊娠中、そして産後も、たばこを完全にやめることが重要です。
赤ちゃんの周りにいる人々にも、禁煙してもらうようにしよう!
暖めすぎない
赤ちゃんは体温調節機能が未熟なため、体温が上がりすぎると熱を上げないように、筋肉の活動を抑えようとします。
その結果、呼吸に必要な筋肉の動きも鈍くなり、十分な酸素を取り込めなくなる可能性があるんです。
これが、SIDSを引き起こす一因であると考えられています。
赤ちゃんは全てにおいて未熟だから、暖めすぎないことが大切だね。
寝かせるときは、赤ちゃんの背中や首の後ろを触ってみて、汗をかいていないか暑すぎていないか確認しましょう。
部屋が暑すぎないように調整し、赤ちゃんの服装や寝具も軽めにしよう!
また、冬場や寒い時期は特に心配になるかもしれませんが、あまり重ね着をさせず、軽くて通気性の良い服装を選ぶことがポイントです。
寝る時の掛け物は窒息のリスクがあるので、スリーパーがおすすめ!
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ベビーアラーム
さまざまな予防策をとっても
- 呼吸しているかどうか
- 寝ている時に異常に気づけるかどうか
不安を抱えるママも多いですよね。
そんな時にベビーアラームがおすすめ!
ベビーアラームでSIDSを予防できるわけではありませんが、呼吸や体動を感知するので睡眠中の赤ちゃんの異常にいち早く気づくことができます。
産院や病院でも使われているよ!
おすすめの商品を載せておいたので、チェックしてみてください。
ベビーモニター
乳児期は寝ているときの事故が一番多いので注意が必要です。
何かあった時にいち早く気づくために「赤ちゃんから目を離さない」ことが大切ですが、忙しい毎日でずっとは難しいですよね。
そんな時におすすめなのがベビーモニター。
babysenseの場合、カメラとモニターそれぞれ電源を入れるだけで自動で接続。
面倒な設定は不要で、簡単に使えるからとっても便利!
SIDSは何歳ごろまで注意すべき?
SIDSの発症リスクが最も高いのは、生後2ヶ月から6ヶ月までの間と言われています。
しかし、SIDSは1歳までの間に起こるため、1歳になるまでは、これらの予防策をしっかりと守ることが推奨されます。
1歳を過ぎると、SIDSのリスクは減少していくよ!
まとめ
今回は、SIDSの原因や対策方法は?適切な予防法について紹介してきました。
SIDSは、原因不明のためママやパパにとっても怖いものですが、適切な対策を取ることでリスクを最小限に抑えることができます。
仰向け寝や固めの寝具、適切な室温の維持、そしてタバコをやめることなど、日常の中で気をつけるべきポイントはたくさんあります。
大切なのは、赤ちゃんの安全な睡眠環境を整え、こまめに様子を確認しながら、安心して育児に取り組むことです。
SIDSは完全に予防できるものではないですが、ママやパパができる限りのことをして赤ちゃんを守っていきましょう。
みんなの育児が少しでも安心してできるようと嬉しいです◎
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