この記事では、夏の室内での赤ちゃんの服装や月齢別の選び方について紹介していきます。
暑くなってくると日中は日差しが強く、朝夕の温度差は大きくなるなど、温度調節が苦手な赤ちゃんには辛い季節になってきます。
そんなとき、何を着せてあげたら良いか迷いますね。
- 夏の赤ちゃんの洋服を選ぶポイント5選
- おすすめの洋服の素材、避けた方が良い素材
- 赤ちゃんにとっての暑い/寒いの判断基準
- 月齢別の選び方まとめ
生まれて間もない赤ちゃんは、皮下脂肪が少なく体温調節も苦手!
成長するにつれて暑がりなる傾向が高いから肌着1枚でも◎
赤ちゃんの体質によって快適な服装はさまざまなので、合う合わないを判断するのは難しいポイントです。
月齢別の服装についても、ポイントがたくさんあるのでチェックしてね♪
夏の赤ちゃんの洋服を選ぶポイント5選
赤ちゃんは代謝がとてもいいので、汗をかきやすく、また周りの環境温にも左右されやすく、適切な環境調整が必要になってきます。
なので、夏の赤ちゃんの洋服は、涼しい素材で通気性がよく、日差しを遮ることができるものがおすすめです。
夏の赤ちゃんの洋服を選ぶポイントを5つ説明するね!
- 通気性のある素材 | 綿やリネンなどの通気性の良い素材が適しています。赤ちゃんの皮膚が敏感なので、柔らかくて肌触りが良いものを選びましょう。
- 日焼け対策 | 紫外線から赤ちゃんの肌を守るために、UVカット効果のある服や帽子を着用させると良いです。帽子は首や耳も守るタイプを選ぶと良いでしょう。
- 涼しいデザイン | 薄着でさらっとした服装が快適です。肌を覆いすぎないようにし、腕や足首が出るようなデザインが良いでしょう。
- サイズの選び方 | ゆとりのあるサイズを選びましょう。きつすぎると赤ちゃんの動きが制限され、暑さを感じやすくなります。
- 着脱しやすいデザイン | 赤ちゃんのおむつ交換や着替えがしやすいデザインを選ぶと便利です。
これらのポイントを踏まえて、赤ちゃんの夏の洋服を選んでくださいね。
おすすめの素材
どの素材を選べばいいのか分からないというママも多いと思います。
おすすめの素材の選び方についてポイントをご紹介します。
1.コットン
柔らかくて通気性が良く、肌に優しい素材です。
吸湿性が高く、汗をかいた赤ちゃんの肌を乾燥させずに保ちます。
2.オーガニックコットン
化学肥料や農薬を使用せずに栽培された綿の素材です。
より柔らかくて、化学物質に敏感な赤ちゃんの肌にも安心して使用できます。
コットンとオーガニックコットンの違いは、栽培方法に違いがあるよ!
オーガニックコットンは、農薬や化学肥料は使わずに栽培・加工された厳しい基準をクリアした素材です。
3.ガーゼ素材
ガーゼ素材は、繊維を織り込んでできた柔らかくて通気性が高い布のことです。
薄手で透明感があり、風通しもよく、柔らかい肌触りが特徴です。
- おくるみ
- 赤ちゃんの服
- お尻拭き
赤ちゃんの敏感な肌にやさしい素材として広く愛用されています♪
4.天竺(てんじく)素材
天竺素材は柔らかくて肌触りが良いため、赤ちゃんの敏感な肌に優しい素材です。
通気性が高く吸湿性にも優れています。
- 赤ちゃんの服(ロンパース、Tシャツ等)
- おくるみ
- ベビーブランケット
薄くて軽く、横方向に伸縮しやすいよ◎
5.メッシュ素材
メッシュ素材は、たくさんの小さい穴があいている布のことです。
空気が通りやすく、軽くて動きやすいため赤ちゃん用品にも多く使われています。
赤ちゃんの肌はデリケートで汗をかきやすいため、通気性の良いメッシュ素材は蒸れを防ぎます。
汗や水に濡れてもすぐに乾く速乾性があるため、衛生的に使うことがで切るよ◎
避けた方が良い素材
避けた方が良い素材のポイントをご紹介します。
- ウール チクチクする感触が赤ちゃんの敏感な肌に刺激を与えやすいです。赤ちゃんによってはアレルギー反応を起こす場合もあります。
- 合成繊維(ポリエステル、ナイロンなど) 通気性が低く、汗をかくと蒸れて肌トラブルの原因になることがあります。また、吸湿性が低いため、湿った状態が続きやすいです。
- 化学繊維(アクリル、レーヨンなど) 合成繊維と同様に通気性が低く、吸湿性が低いため、赤ちゃんの肌に適していません。化学物質による刺激も考えられます。
- 合成染料が多く使われた素材 化学物質が含まれている可能性があり、赤ちゃんの肌に刺激を与えることがあります。また、染料が色落ちすることも考えられます。
- 硬くて粗い素材 デニムやキャンバス地など、硬くて粗い素材は赤ちゃんの柔らかい肌に擦れて、かゆみや赤みを引き起こすことがあります。
色々な素材があるけれど、紹介した避けた方が良い素材も絶対だめというわけではありません。
赤ちゃんの洋服選びでは、柔らかくて通気性が良く、肌に優しい素材を選ぶことをおすすめしているので、参考にしてみてください。
赤ちゃんの服装で注意すること
赤ちゃんは、温度差がありすぎると汗をかいたり、体が冷えたりする原因になることがあります。
赤ちゃんの服装選びは、何に注意すれば良いのか難しいと感じるママは多いため、注意するポイントをまとめて紹介していきます。
注意すること①赤ちゃんにとっての暑い/寒いの判断基準
赤ちゃんにとっての快適な室温の目安は、25〜27℃(外気温より−5℃くらい)、室温は40〜60%です。
エアコンの使用の有無や日差しが入りやすい部屋かそうでないかなど過ごす部屋の立地条件によっても体感温度は変わってきます。
温度や湿度の目安はありますが、その子によって感じ方は違ってくるので、以下の表を赤ちゃんの暑い/寒いの判断基準に参考にしてくださいね♪
暑いと感じている時 | 寒いと感じている時 |
背中、頭が汗ばんでいる | お腹、背中が冷たい |
顔がほてっている | 唇や手足が青白くなっている |
首が赤くなっている | 体と太ももが冷えている |
赤ちゃんに触れることで判断できるから、確認していこう◎
赤ちゃんは体温調整が未熟なので、簡単に体温が上がったり下がったりします。
エアコンや扇風機の風が直接赤ちゃんに当たっていないか、冷えすぎてないか注意する必要があります。
そんな時は、体温調整しやすいアイテムがあると便利ですよ。
- 薄手のカーディガン
- ブランケット
- 帽子
- レッグウォーマー
- 腹巻き
- スリーパー
注意すること②夜寝るときの服装
赤ちゃんは、汗びっしょりで寝ていることが多いので寝るときの服装も悩みますよね。
暑い日は寝る時にエアコンや扇風機をつけて寝ることが増えると思います。
夜は、日中と違ってひんやりしているので温度、湿度を参考に赤ちゃんの様子を見ながら服装を調整してあげましょう。
暑がりな赤ちゃんの場合は、肌着で寝かせることも◎
ただ、お腹を冷やさないように腹巻きをしたり、スリーパーを使うと安心ですよ。
赤ちゃんは涼しい方がよく眠れると言われています。
『寒くないかな?』と心配になくらいがちょうど良かったりするよ!
赤ちゃんに合わせて調整してみてね!
注意すること③汗をかいたらこまめに着替える
赤ちゃんは代謝が良く、汗をかきやすいためすぐ気づいたら汗でびっしょりなんてことも。
汗をかいたままにしておくと、汗疹ができやすくなったり、体が冷えて夏風邪を引いてしまうこともあるんです。
こまめに着替えることで、衣類を清潔に保ち、赤ちゃんの健康を守れますよ。
赤ちゃんが汗をかいたら、できるだけ早く着替えさせてあげよう!
月齢別の夏服の選び方
0歳児の発育は、月齢によって差が大きく違ってきますよね。
赤ちゃんの服装を選ぶ際には、その子の成長段階を理解しておくことも重要です。
特に生まれたばかりの赤ちゃんは、寝てばかりの時期から1歳になる頃には立って歩けるようになるなど、急激な成長を遂げます。
このように、赤ちゃんの成長やできることに目を向けたり、適切な素材の服装を選んであげましょう。
赤ちゃんの服には、さまざまなタイプがあるので月齢やその子の発達段階に合わせて用意してみてください!
以下月齢別に、夏服の選び方や着こなしのポイントについて紹介していきます。
新生児〜生後2ヶ月の夏服
1日の半分以上を寝て過ごしている新生児〜2ヶ月の赤ちゃんには、寝たままお着替えができる「前開き」の服が良いですよ。
室温 | 室内で過ごす服 |
24〜26℃ | コンビ肌着 |
27〜28℃ | 短肌着 |
カバーオールなどのベビーウェアは、家で過ごすときは基本的に着せなくても問題ないです。
1ヶ月頃までは、赤ちゃんは体温調節が特に難しい時期だから、大人の服装にプラスして1枚用意してあげると◎
生後3〜9ヶ月の夏服
首が座ってきて、寝返りやお座り、ハイハイを始めるなど赤ちゃんの行動範囲がぐんっ!と上がるため「ロンパースタイプのもの」が中心になってきます。
室温 | 室内で過ごす服 |
24〜26℃ | 半袖ロンパースタイプ肌着(+短パン) |
27〜28℃ | (袖なし)ロンパースタイプ肌着 |
自ら動けるようになってくることや、その分汗をかきやすくなるためロンパースタイプ肌着で過ごすことがおすすめです◎
赤ちゃんから冷えを感じた場合は、短パンを追加して調整していきましょうね!
お家では、動きやすさ、着心地の良さを重視したものを選ぶといいですね♪
生後10〜12ヶ月の夏服
この時期は、ますます活発に動くようになり、歩き始める赤ちゃんも見られますよね。
ロンパースタイプを卒業して、上下が分かれたセパレートの服が中心になってきます。
室温 | 室内で過ごす服 |
24〜26℃ | 半袖Tシャツ+パンツ・スカート |
27〜28℃ | 袖なしTシャツ+パンツ・スカート |
さらに運動量が増えてくる時期は、ロンパースタイプでは熱がこもりやすいので、セパレートに移行していくのがおすすめ◎
Tシャツの下に肌着を重ねると、暑がってしまう可能性が高いです。
肌触りのよい綿100%のTシャツを1枚で着用すると、汗も吸い取ってくれて良いですね◎
自分で立てるようになってくる時期は、とにかく動きたい気持ちが大きくなるから、セパレートタイプにしておくとお着替えもしやすいよ!
夏服の選び方を知って快適に過ごそう
今回の記事では、夏の赤ちゃんの服装は?選ぶ時のポイント、月齢別の選び方まとめ!について紹介してきました。
その子によって、月齢や体質がさまざまなので、夏の室内での服装選びは、ママ達にとっても難しい判断になりますね。
一番大切なのは、赤ちゃんが心地よく着て快適に過ごせるかということです。
ベビー服の種類や月齢別の選び方を知ったうえで、赤ちゃんの服を選んであげましょう。
室内での夏服のメインは、肌着スタイルで◎
心地よい肌触りや、体を動きやすさを配慮した服選びをしていこう!
クーラーや調整アイテムを使って温度調節をうまく行い、赤ちゃんの体に変化がないか様子を見ていきましょう!
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