この記事では、赤ちゃんに日焼け止めは必要なのか、押さえておきたい選び方について紹介します。
- 赤ちゃんの皮膚の特徴
- 赤ちゃんに日焼け止めが必要なのか
- 押さえておきたい選び方があったら知りたい
- 日焼け止めの塗り方のポイントが知りたい
- 日焼け止め以外に使える紫外線グッズ
大人が外出する際は、紫外線予防で日焼け止めを使う人は多いですよね。
赤ちゃんにも、日焼け止めを使って予防するのはとても大事なことなんです♪
でも赤ちゃんの日焼け止めは選び方を間違ってしまうと、肌荒れの原因になってしまいます!

赤ちゃんの皮膚は、デリケートだからよく確認してから使おうね!
これから夏に向けて赤ちゃんに日焼け止めを購入したい人や、使い方に迷っているうママに見てほしい内容です。
赤ちゃんの皮膚の特徴


「赤ちゃんの皮膚ってどうなってるの?デリケートって聞くけど、大人とどう違うの?」



ママやパパから、こんな質問はたくさんもらいます!
まずは赤ちゃんの皮膚の特徴について説明しますね。
- 薄くてデリケート
- 赤ちゃんの皮膚は非常に薄く、大人の皮膚に比べて約2~3倍薄いです。
- バリア機能も未熟であり、外部からの刺激や乾燥に対して敏感です。
- 水分保持能力が高い
- 赤ちゃんの皮膚は水分を多く含んでおり、しっとりとしています。
- 皮脂の分泌が少ないため、乾燥しやすい一面もあります。
- 新陳代謝が活発
- 赤ちゃんの皮膚は新陳代謝が活発で、細胞のターンオーバーが速いです。
- 傷の治りが早いという利点があります。
- 弱酸性
- 健康な赤ちゃんの皮膚は弱酸性で、病原菌から守るバリアとして機能しています。
- バリア機能が未熟なため、感染症にかかりやすいこともあります。
- 柔軟性が高い
- 赤ちゃんの皮膚にはコラーゲンとエラスチンが豊富に含まれているので、皮膚に弾力性と柔軟性が高いです。
- 色素沈着が少ない
- 赤ちゃんの皮膚はメラニンの生成が少ないため、日焼けしやすいです。
- シミやそばかすが、できにくいです。



赤ちゃんはバリア機能が未熟だからしっかりとケアしてあげることが大切なんだね
赤ちゃんに日焼け止めは必要?


赤ちゃんの皮膚は大人よりデリケートなので、余計な紫外線から守ってあげないとダメージが大きいです。
赤ちゃんの皮膚を守るために日焼け止めは必要ですが、大人のやり方と一緒でいいのか不安や疑問を感じてしまいますよね。



新生児期を終えると少しずつ外出する機会が増えていくから、内容だけは知ってて!
赤ちゃんの日焼け止めの必要性について、以下の4つを紹介していきます。
- 赤ちゃんに日焼け止めを使う必要性
- 日焼け止めはいつから必要?
- 日焼け止めが必要な時期と時間帯
- 赤ちゃんの日焼け止めの選び方
赤ちゃんに日焼け止めを使う必要性
人間の骨を作るためには、直接日光に当たることが大切だと言われています。
日焼け止めはその機能を阻害することはなく、余計な紫外線を避けられる優れものです◎
もし日焼け止めを使用せず直射日光を浴びてしまうと、紫外線の影響で以下のような皮膚ダメージを受けてしまいます。
- 炎症が起こり赤くなる
- ヒリヒリと痛む
- 色素沈着が起こる



これが日焼けにつながるよ!
ダメージが蓄積されると、シミやシワ、免疫力の低下、皮膚がんなどを引き起こす原因になります。
日焼け止めはいつから必要?
日焼け止めを使っていくのに適しているのは、生後6ヶ月からと言われています。
生後6ヶ月未満の赤ちゃんは、かぶれの原因につながるので基本は不要です。
ただし日焼けのリスクがある場合は、新生児期から使用できる日焼け止めも販売されているので必要に応じて使用してみましょう。



生後6ヶ月までは、長時間の直射日光は避けてあげようね!
日焼け止めの使用が難しい場合は、帽子や衣類などで肌を隠してあげたりだっこ紐をしてママの日傘で直射日光が当たらないように対策してみましょう。
日焼け止めが必要な時期と時間帯
日焼け止めが必要になってくる時期は、4月〜9月のお天気が良い日を目安に使用するようにしましょう。
10時〜14時の正午を中心とした2〜3時間は、過剰な紫外線を浴びないようにしてくださいね。



日焼け止めでのUVケアは、1年通して大切だと思っててね。
ただし、適度な紫外線はビタミンDの生成に必要です。ビタミンDは骨の生成に重要ですが、赤ちゃんの場合、わずかな日光曝露で十分な量が生成されます。赤ちゃんの健康を守るためには、適度な日光浴も大切になります。
サキココアイコン:骨の成長のためにも適度な日光浴はおすすめだよ!
また、日に当たったときは、皮膚も乾燥しているのでたっぷり保湿をすることも忘れないでくださいね!
赤ちゃんの日焼け止めを選ぶ際の注意点


ここまでで日焼け止めの重要さを理解してもらえたと思います。
実際に、赤ちゃんの日焼け止めを選ぶときの注意点を知っておきましょう。
日焼け止めを使うときの注意点①赤ちゃん用の低刺激なもの
赤ちゃんには、大人用の日焼け止めではなく赤ちゃん用や子ども向けの低刺激な日焼け止めを選びましょう。
使用可能な月齢は、日焼け止めによって違うため確認することも忘れずに♪
日焼け止めを使うときの注意点②成分表示
無香料、無着色、エタノールフリー、バラペンフリーと表示されている、できるだけ低刺激な日焼け止めが◎
日焼け止めには、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2種類の成分が使われています。
赤ちゃんや小さな子供には、紫外線散乱剤(ノンケミカルタイプ)が主成分の日焼け止めを選ぶと良いです◎
最近では、両方含まれている日焼け止めも存在するため、紫外線吸収剤が入っているものを避けることが難しいです。
そのため商品の特徴として、以下の表示があるものを選びましょう。
- 紫外線散乱剤使用
- ノンケミカル
- 紫外線吸収剤フリー
- 紫外線吸収剤無添加 など



肌にやさしいオーガニックの日焼け止めもあるよ!
日焼け止めを使うときの注意点③SPF・PA値
以下の表が、赤ちゃんの日焼け止めを選ぶときのSPF・PA値の目安です。
ちょっとした散歩 | 短時間のレジャー | 海や山など紫外線がある場所 | |
SPF | 15〜20程度 | 20〜40程度 | 30〜50 |
PA | +/++ | ++/+++ | +++/++++ |
日焼け止めの効果は、SPFやPA値が高ければ良いというわけではありません。
高い値ほど肌に負担をかける可能性があるので、注意が必要です。
シーンに合わせて、日焼け止めを選ぶ参考にしてくださいね♪
日焼け止めを使うときの注意点④日焼け止めのタイプ
赤ちゃんの日焼け止めには、クリームタイプ、ミルクタイプ、ミストタイプ、ジェルタイプ等があります。
日焼け止めのタイプを以下の表にまとめましたので、使用シーンに合わせて選んでみましょう。
日焼け止めタイプ | 使い心地 |
ミルクタイプ | ・伸びが良く使いやすい ・全身に塗り伸ばしやすい ・お湯や石鹸で簡単に落とせる |
クリームタイプ | ・しっとりとしている ・落ちにくいものもある |
ミスト/ジェルタイプ | ・サラサラしている ・ベタつきにくい |



ミルクタイプの日焼け止めが、肌馴染みもよくておすすめです!
日焼け止めを使うときの注意点⑤機能性
以下のように、日焼け止めの役割以外の機能も、一緒に入っている商品もあります。
- 「虫除け対策」も一緒にできるタイプ
- 乾燥が気になる赤ちゃんには「保湿成分が配合されてタイプ」
- 汗水に強い「ウォータープルーフタイプ」
赤ちゃんに日焼け止めを塗るときのポイント5つ


日焼け止めは、十分な量を均一に塗っていくことでUV効果を発揮してくれます。
塗り方のポイントを5つまとめているので、最後まで確認して日焼け止めを使ってみましょう。



日焼け止めの使い方を間違えていると効果半減しちゃうよ
塗り方①たっぷりムラなく塗る
手に日焼け止めを出して、塗っていきたい部分に、ちょんちょんとのせてムラなく伸ばしていくのがポイントです◎
クリームタイプはパール2個分の量、ミルクタイプは1円玉2個分の量を手のひらに出して塗っていきましょう。
ミストタイプ等は、手のひらに吹きかけてから肌に馴染ませる方が効果的です。
顔に塗りたい時は、目の周りなどは避けて塗っていきましょう!
塗り方のポイント②湿疹には塗らない
湿疹や虫刺されで腫れている場所には、日焼け止めは塗らないように注意してください。
日焼け止めを塗ってしまうと、悪化するケースも・・・



湿疹にはガーゼケープや日傘等で、日が当たらない対策をとると良いよ◎
塗り方③虫除けより先に塗る
日焼け止めと虫除けを同時に使う場合は、日焼け止めから塗っていきましょう。
虫除けは、空気と触れることで効果を発揮するからです。
塗り方④部位別に1つずつ塗る
手や足に出して塗り広げるのではなく、足先・膝下・膝上といった形で肌が出ているところに、部分的に塗ってあげると忘れにくいです。
首の後ろや、耳周り、手足の甲は、日焼け止めを塗り忘れやすいので気をつけてください。



うっかり塗り忘れてて、一部だけ日焼けしてしまった・・・なんてエピソードも
塗り方⑤こまめに塗り直す
赤ちゃん用の日焼け止めは落ちやすいため、効果をキープさせるためにも塗り直しが必要です。



赤ちゃんは、大人より汗をかきやすいから日焼け止めも落ちやすいよ!
2〜3時間おきを目安に、こまめな塗り直しをていきましょう◎
紫外線対策グッズ


赤ちゃんの紫外線対策グッズとしては、以下のようなアイテムがあります。
①帽子
頭だけでなく、顔や首の後ろを覆うことができる広いつばのある帽子や首に日よけがついている帽子が良い◎
通気性が良く、赤ちゃんの頭にフィットするものを選びましょう。
②UVケープ
夏の強い紫外線から守ってくれる必需品である「UVケープ」
熱がこもって暑いのでは?と感じてしまいますが、接触冷感の素材でサラサラしていたり、直射日光がさえぎることで涼しく感じられます。
直接お肌が出ていないことで、紫外線からお肌を守り虫除け対策にもなります。



抱っこ紐やベビーカーどちらにも装着できて、活躍してくれるアイテムの1つだよ!
③ベビーカー用サンシェード
ベビーカーに取り付けることで、赤ちゃんを日差しから守ることができます。
通気性があり、全体を覆うことができるものが良い◎
④UVカットの洋服
紫外線を防ぐ効果のある素材で作られた衣服です。
長袖や長ズボンで、肌の露出を最小限に抑えるものを選びましょう。
⑤UVカット日傘
ベビーカーを押しているときに使うと便利です◎
赤ちゃんに直接日光が当たらないようにするのがポイントになります。



お出かけの時には、これらの対策を組み合わせたらバッチリですね!
赤ちゃんの肌はとてもデリケートなので、紫外線グッズを活用することで、赤ちゃんの肌を紫外線からしっかり守ることができますよ。
赤ちゃんに日焼け止めを使って紫外線から守ってあげよう


赤ちゃんの皮膚を守るためにも、日焼け止めは必要であることはみなさん理解していただけたでしょうか。



余計な紫外線から守ってあげないと、ダメージも大きいからね・・・
- 赤ちゃんの皮膚の特徴について
- 赤ちゃんに日焼け止めが必要なポイント
- 赤ちゃんの日焼け止めを選ぶ際の注意ポイント
日焼け止めの必要性を知ることで、赤ちゃんを紫外線から守る意識が高まりますね。



赤ちゃんの肌に合わないときもあるから、塗った後に反応がないか確認してから使ってあげてね!
生後6ヶ月未満、日焼け止めがお肌に合わない赤ちゃんは、紫外線対策グッズを使って日焼けを予防することもできます。
その子に合った紫外線対策を心がけていきましょう!
この記事で紹介した内容を参考に、少しでも育児に対する不安な気持ちが、和らいでくれると嬉しいです。
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