この記事では、ミルクを飲みすぎているサインはある?原因と対策を詳しく紹介していきます。
- そもそも授乳の基本ってなに?
- 過飲症候群ってなに?
- ミルクを飲みすぎている原因はある?
- ミルクを飲み過ぎる対策方法がああれば知りたい
- 赤ちゃんの体重の増え方の目安を知りたい
ミルクをたくさん飲むけど、飲ませすぎてないかな?と心配になることってありますよね。
ミルクの量を制限する必要はないですが、赤ちゃんによって適正量が違ってくるので、判断がとても難しくなります。
気づかずにミルクを飲ませ過ぎてしまっていて、赤ちゃんが苦しそうにしているサインを見逃していないですか?
ミルクの飲み過ぎサインとして、注意していきたいのが「過飲症候群」です。
- 過飲症候群
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母乳やミルクを飲ませすぎた結果、赤ちゃんにさまざまな症状が出ること。
ミルク缶の目安量を重視するより、赤ちゃんの反応や体重の増え方に注目することが重要。
こんな症状があったら注意です!
- 1日50g以上の体重増加
- 大量に吐き戻す
- 授乳中にむせる
- お腹が張っている
- 鼻詰まりなど風邪症状のような症状 など
赤ちゃんが見せてくれるサインがあるので、原因と対策方法も加えて詳しく紹介していきます。
その子にあったミルクの適正量も少しずつ分かってくるから、ぜひ参考にしてね!
まずはそもそも授乳の基本って?どうすればいいの?と悩むママも多いと思うので、授乳の基本から説明していきますね。
授乳の基本
赤ちゃんが欲しがる時に欲しがるあげて大丈夫!
体重増加が問題なければ、基本的にはミルクの量を制限する必要はないよ◎
①授乳頻度
赤ちゃんの成長段階や個別のニーズによって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。
新生児期
この時期は、頻繁な授乳が必要です。
新生児期の赤ちゃんは一回で飲める量が少ないため、こまめな授乳が必要になります。
授乳回数 | 1日8〜12回 |
授乳間隔 | 約2〜3時間おき |
生後1〜3ヶ月
この時期も頻繁な授乳が必要で、赤ちゃんのペースに合わせます。
授乳回数 | 1日7〜9回程度 |
授乳間隔 | 約2〜3時間おき |
生後3〜6ヶ月
授乳回数 | 1日6〜8回程度 |
授乳間隔 | 約3〜4時間おき |
生後6ヶ月以降
離乳食を開始する時期ですが、母乳またはミルクも引き続き重要な栄養源です。
離乳食の進み具合に応じて授乳回数を調整しましょう。
授乳回数 | 1日5〜6回程度 |
授乳間隔 | 約4時間おき |
生後9ヶ月〜12ヶ月
離乳食が3回食になると、授乳回数は減ることが一般的です。
授乳回数 | 1日3〜5回程度 |
授乳間隔 | 赤ちゃんの離乳食の量やタイミングに応じて調整します |
1歳以降
離乳食が主な栄養源となりますが、母乳やミルクも引き続き重要な補助的栄養源です。
授乳回数 | 1日2〜3回程度 |
授乳間隔 | 赤ちゃんの離乳食の量やタイミングに応じて調整します |
具体的な授乳の頻度やタイミングについては、赤ちゃんの成長と発達の状況を見ながら調整しましょう。
あくまでも個人差があるので、目安にしてね!
②赤ちゃんの体重の増え方の目安
3ヶ月まで25〜30g /日の増加、3〜6ヶ月まで15から30g /日の増加
このくらいの体重の増え方なら今のやり方で問題ないよ!
状況によって改善が必要な場合とそうでない場合があるよ
③授乳のサイン
授乳のサインは、赤ちゃんが空腹を感じていることを示す行動や仕草です。
早い段階からの授乳のサインがあるから参考にしてみてね!
早期のサイン
- 口を開けて探る:赤ちゃんが口を開けたり、何かを探すような動きをします。
- 手を口に持っていく:手や指を口に入れようとします。
- 吸う動作:口をパクパクさせたり、吸う動作をします。
- 軽いむずがり:軽く体を動かしたり、もぞもぞします。
中期のサイン
- 頭を動かす:頭を左右に動かし、おっぱいやミルクを探すような動きをします。
- 口を吸う音:空腹で強く吸いたいという気持ちから、吸う音を立てることがあります。
- 体を引き寄せる:親の方に体を引き寄せたり、胸に顔を押し付けるような動作をします。
最終的なサイン
- 泣く:空腹のサインとして泣き始めます。泣くのは空腹の最終的なサインです。
落ち着いている状態でこのサインに気づくことで、赤ちゃんが泣き出す前に授乳を始めることができます。
ママも心にゆとりができると思いますので、このサインを見極めて幸せな授乳タイムを過ごしてくださいね♪
赤ちゃんがミルクを飲み過ぎる原因
赤ちゃんにも個性があって、その子に合ったミルクの適量を感じ取っていくことは、本当に難しいですよね。
生後間もない場合、赤ちゃんもまだ満腹中枢が未熟なため、ママが用意したミルクを飲みきろうと頑張っています。
知らず知らずのうちに、赤ちゃんがミルクを飲み過ぎてしまう原因について3つ紹介します。
ミルクを飲みすぎる原因①原始反射
赤ちゃんは出生後すぐ、口に入ってきたものを吸う動作が見られます。
捕捉反射 | 口に何かが触れると唇と舌を使って捉えようとする |
吸啜(きゅうてつ)反射 | 口のなかに入ったものに反射的に吸いつく |
嚥下反射 | 口のなかに入ってきたミルクを飲み込む |
ミルクを飲むための動作を自然と身につけているって、すごいよね!
ですが、このような原始反射がミルクを飲みすぎる原因を作っています。
十分にミルクを飲んだ後だとしても、口に入ってくるミルクを原始反射で受け入れてしまうからです。
さらに哺乳瓶からミルクを飲んでいる場合、ママのおっぱいから授乳しているときと比べて、飲む力が強くなくてもたくさん飲んでしまうんです。
ミルクを飲み過ぎる原因②泣いているから
赤ちゃんが泣いているのを見ると、落ち着かせてあげたい!と考えるママも多いはずです。
授乳後であっても、ミルクが足りていなかったのでは?と感じて、ミルクを追加するママはたくさんいます。
赤ちゃんも、口に入ってきたものを飲み込む原始反射を持っているので、飲み過ぎの原因を作っています。
赤ちゃんは、ミルクが欲しい以外にも泣いている理由はたくさんあるから、表を見て参考にしてみて!
考えられる理由 | ポイント |
おむつは濡れていないか | 授乳前後は、おしっこやうんちが出やすい |
眠たいのに一人で眠れない | 抱っこしている人や布団などに、顔をこすりつけるようなしぐさがある |
抱っこしてほしい | 抱っこしてもらうことで、温もりや安心感を感じたい場合が多い |
体に不快感がある | ゲップができずに苦しくなっていることが多い 他に赤ちゃんの体におかしな様子がないかをしっかりと確認 |
不安な気持ちがある | 普段過ごす環境と違うと、敏感に察してしまうことが多い 要因になりそうなことが周りにないか確認 |
ママが焦ったりイライラしてしまうと、その空気感が赤ちゃんにも伝わってしまい、余計に泣き止まないこともあります。
『泣いたらすぐ授乳』には注意しよう!
できる範囲でゆったりと、落ち着いた気持ちで赤ちゃんと向き合ってあげましょう。
ミルクを飲みすぎる原因③ミルクを一気飲みしてしまう
生後3ヶ月くらいまでは満腹中枢も未熟なため、口に入れたら吸うということが反射的に起こります。なので、飲むスピードや量を調整できないことからミルクの飲み過ぎに繋がります。
用意された分だけミルクを飲んでしまうポイントに、注意が必要です。
赤ちゃんがお腹がいっぱいであることを認識し出すのは、生後3ヶ月〜4ヶ月と言われているよ!
ここまで原因を伝えてきましたが、続いて飲み過ぎの対策方法をお伝えします。
赤ちゃんがミルクを飲み過ぎるときの対策
ミルクを飲みすぎる原因はたくさんありますが、よくある一般的な対策を紹介していきます。
赤ちゃんも本能的に飲んでしまう行動が見られるから、ママが気づいて対策方法をとってあげることが大事です!
対策①1回の授乳時間を短めに設定
1回の授乳時間を短めに設定してみましょう。
たくさん飲みすぎていると思い込んで授乳回数を減らさないのもポイントです。
赤ちゃんがミルクを飲みすぎる原因として、赤ちゃんの本能的な反射が関係してきます。
口に触れたものを自然とくわえようとしたり、抱っこされると自然と授乳を求めるような仕草をします。
また、吸うことは赤ちゃんにとって安心感を与えるので、お腹の中がある程度満たされたあとも、おしゃぶりのように軽く吸い続けることも増えます。
おしゃぶりのように吸い続けると必然的にミルクが出てくるので、飲み過ぎの原因に繋がりやすいです。
赤ちゃんも、昨日は適量だったミルクの量が、今日は飲みきれない場合もあるから、飲み方に勢いないかも?!と感じたら全部飲んでなくても授乳をストップして、いつもと体調に変化がないがチェックしてみよう!
対策② 乳首の穴のサイズを確認する
乳首のパッケージの月齢を目安にしながら、授乳中の赤ちゃんの様子を確認してみてください。
使用している哺乳瓶の種類や乳首の穴のサイズが赤ちゃんに合っていないことから、ミルクが溢れ出してしまうことで飲み過ぎに繋がります。
赤ちゃんは、成長と共に吸う力も強くなってくるので、飲むペースも早くなりますよ♪
毎日使っていると、乳首の穴に小さく亀裂が入っていたなんてことも?!
吸った時にドバッとミルクが溢れ出すので、日頃から気にかけておくと◎
対策③体重を確認する
飲みすぎを疑う場合は、赤ちゃんの体重が1日50g以上増えていないかを確認してみましょう。
お家で手軽にできる赤ちゃんの体重の測り方は、大人用の体重計に一緒に乗った時の体重から、大人だけの体重を差し引いて確認できます。
ミルクが大好きな食欲旺盛な赤ちゃんもいますので、勢いよく出てきたミルクを一気飲みしてしまうことも原因に繋がります。
成長と共に吸う力も強くなってくるので、あっという間に飲み切り、「ミルクが足りていないのでは?」と不安に感じるママもいますよ。
その子によって、ベストなミルクの量を知ることは難しいから、体重の変化で感じ取ることも良い方法だよ!
赤ちゃんのミルクを飲み過ぎているサインを見逃さないで
赤ちゃんがミルクを飲みすぎる原因は、原始反射やそのときの状況によって変わってきます。
ミルクを飲みすぎるとお腹が気持ち悪くて、赤ちゃんの機嫌も悪くなってしまいます。赤ちゃんのミルク飲みすぎサインを見逃さないでね。
ミルクを飲みすぎにつながる原因と対策をまとめています。
- ミルクを飲み過ぎる原因まとめ
- ミルクを飲み過ぎるときの対策まとめ
ミルクの飲みすぎているサインはどんなものがあるか、知っておくことで臨機応変に対応することができますね。
赤ちゃんの日々の変化を感じてあげてね
また、原因と対策方法も合わせて情報があると、自分自身で判断しながら赤ちゃんに向き合っていくことができます。
赤ちゃんにも個性があるので、その子の反応や体重の増え方を見てあげてくださいね。
この記事で紹介した内容を参考にして、日々の育児の不安が、少しでも和らいでもらえると嬉しいです。
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